スターバックスも提案する「サード・プレイス」は普及しない。「旗振り役」が不足している<魂が燃えるビジネス>
これから求められる旗振り役はこれまでの一方的な関係を払拭しています。「これが正解です」と高い所から垂れ流すだけでなく、相手に行動を喚起させます。また実際に人が行動を起こすのは、「この人がそこまで言うならついていこう」と考えるからです。
「私はこういう世界を見ている。それは関わる人みんなを幸せにするビジョンだ。だから一緒に何か始めないか」
そんなメッセージをあなたはこれまで何回見かけたことがあるでしょうか。おそらくほとんどないと思います。それが旗振り役の不足を示す何よりの証拠です。そして「供給<需要」のバランスに、ビジネスチャンスがあるのはご存知の通りです。その始まりは、いまこの記事を読んでいるあなたかもしれません。
もちろん旗振り役と言ってもその人が求める度合いにより、展開するスケールは様々です。本業の人もいれば、副業の人もいるでしょう。自前でWEBサイトを用意したりオンラインサロンのプラットフォームを利用する人もいれば、無料ブログやツイッターで気軽に始める人もいるでしょう。それぞれの個性や感性が作用するだけで、規模感に正誤や優劣はありません。
もしあなたが何かビジネスを始めるつもりならば、自分の周囲が人々の集まる溜まり場になっているイメージを持ちましょう。世のため人のためになるビジネスはいつだって人間を対象にしています。モノでも、コトでも、場所でも、数字でもありません。
【佐々木】
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中
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