R-30

年商10億円の歌舞伎町・女社長が語る成功哲学「イバラの道を突っ込んでいくと、“神様”が現れる」

果たして売り上げは立てられたのか…?


 オープンして最初の週。なんと、お店はとても賑ったのです。

 けれど、ホッとしたのもつかの間でした。

 想定外とも言えるたくさんのお客様は、経験の浅い黒服、寄せ集めの素人キャバ嬢にとっては、嬉しい悲鳴どころか、完全にキャパオーバー。お酒がない、女の子が足りない、会計のときのお釣りの種類がない、といったトラブルが続出したのです。

 もちろん一番の原因は新人ママである私の考えが甘かったこと、準備不足であったことは言うまでもありませんが、さらに不運が重なりました。

 当たり前ですが、オープン当初に来てくれたお客様は「義理」で来てくれただけ。しばらくすると、2つのキャバクラを比較したお客様は、かつての店のほうが優れていると判断したのでしょう。2週間後には、ほとんどのお客様が来なくなってしまったのです。

そして女のコもいなくなり…


 そんな状況に、愛想を尽かしてやめるキャバ嬢も続出。女のコの採用も追いつきません。一日の売り上げが30万円必要にもかかわらず、キャストが1人だけだったこともあります。

 このままでは家賃や酒代、給料が払えなくなってしまう。そもそもキャストが誰もいなくなってしまっては……。頭を抱えた私は、あてもなく歌舞伎町を練り歩き、声をかけてきた男の人を手当たり次第に逆ナン。「焼きそばを作ってあげるから」などと適当な理由をつけて、自分のお店に連れて行きました。

 それでも売り上げ目標の一日30万円には到底及びませんでした。「もはや風俗で働くか、お店を潰すしかないなぁ」と途方にくれていたとき、入店したばかりの黒服が突如、こう言ったのです。

「俺、前職ホストだったので、歌舞伎町を歩いている女の人だったら店に連れて来られる自信がありますよ」

次のページ 
歌舞伎町に降臨した“神様”新人黒服

1
2
3
4





おすすめ記事