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年商10億円の歌舞伎町・女社長が語る成功哲学「イバラの道を突っ込んでいくと、“神様”が現れる」

歌舞伎町に降臨した“神様”新人黒服

 そう新人の黒服が言ったのです。  ウチのお店はキャバクラです。お客様は、女性ではなく男性。「女の人を呼んで意味あるのか!?」という考えが一瞬、頭をよぎりましたが、悩んでいる暇はありません。私はすぐに「誰でもいいからお願い!!」と、彼に言いました。  次の日から、その新人の黒服と私が、女性のお客様をひたすら呼び込む日々が始まりました。彼が連れてくるお客様は、比較的お金に余裕のある女社長や、社長夫人が多かった記憶があります。  彼女たちが気前よくシャンパンやワインを空けてくれるため、一日30万円というノルマも達成できるようになりました。私は内心、その新人の黒服のことを“神様”だと思いました。  すると、今度は20歳のキャバ嬢が入店してきました。そのコはとにかくシャンパンやワイン、高級ボトルをいれるのが上手でした。

「高いお酒を入れることが、営業だとバレちゃう」

 彼女はホストクラブが大好きで、「飲む人の気持ちがわかる」とよく言って、私に「ボトルを入れさせるコツ」を教えてくれました。 「ママね、普段は安いお酒飲んでる人に突然、高いお酒をおねだりしても無理なんだよ。1回でも『シャンパンが好き!』って言ったら、ヘンな居酒屋でも、バーでも、ずっと同じ銘柄のシャンパンを飲んでないとね。そうしないと高いお酒を入れることが、営業だとバレちゃうからね」  私にとっては目からウロコの情報でした。そんな彼女も私にとっての“神様”でした。  そこから徐々に男性のお客様も増えてきて、社長夫人相手に「なんちゃってホストクラブ」をやらなくても、キャバクラとして経営が成り立つようになりました。  それでも開業して1年間、私の給料はほとんど残りません。前のキャバクラで同僚だったコに再会しては「たくさんお金がもらえていいな」と愚痴ったり、個人経営バーのマスターの給料を勝手に計算しては「取り分多くていいな」と羨ましがったりしていました。
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「コルドンブルー」を頼んだら大激怒!?
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