運気が上がる整理整頓のコツは「使えるか」ではなく「使うか」で処分する<魂が燃えるビジネス>
私は以前、家庭教師をしていました。コーチングを始めた時点で、使っていた教材は不要になりました。しかし、それでも私は教材をなんとなく納戸に保管しており、その納戸に出入りするたびに「捨てなきゃな」と思う期間が続きました。
そこには「家庭教師としてやり残したことがあるのではないか」という心の動きがあります。つまり、それは未練です。月並みな話ですが、未練を断ち切らなくては前には進めません。
その未練の断ち切り方が「物の処分」です。私は自分が使っていた教材を捨ててから、「家庭教師時代にやり残したこと」を考えなくなりました。そうした積み重ねで、現在はコーチングとしてこの記事を書いています。
早い話、「恋人との思い出の品を捨てる」のと同じ理屈です。そして、そこまでの思い入れがなくとも不用品がかさばれば、次第に身動きが取れなくなります。塵も積もれば山となるのです。
幸いなことに現代は「まだ使えるけれど、自分は使わない不要品」を捨てるのに罪悪感を覚えずに済む仕組みがあります。ネットオークションやリサイクルショップに出せば、あなたの代わりに誰かがそれを使ってくれるでしょう。処分といっても、捨てるだけに限りません。
あなたは来年をどんな一年にしたいでしょうか? 自分が何に価値観を置いているのかを考えてみてください。大掃除の際には、その価値観に照らし合わせて、マッチしないものはできる限り処分してみてください。
好きな場所に住み、好きな店に通い、好きな物に囲まれ、好きな人と話す。その話がアイディアになり、人生はますます豊かになります。しかし、そのためにはまず物理的にも精神的にも、不要品を断ち切る必要があります。
【佐々木】
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中
『人生を変えるマインドレコーディング』 人はなぜ続けることができないのか? 続けるには「信念」が必要だ! |
1
2
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ