あなたの金融ポテンシャルは?無料で診断できる「AIスコア」をやってみた
乱高下を繰り返し注目を集める仮想通貨をはじめ、最新のテクノロジーを活用することにより生まれる全く新しい金融サービスFinTech。その一つとして昨年のサービス開始以降話題となり、顧客を増やしている企業がある。みずほ銀行とソフトバンクが設立したFinTechベンチャーのJ.Score(ジェイスコア)だ。J.Scoreは「AIスコア」を活用し、個人向け融資サービス「AIスコア・レンディング」というサービスを提供している。
「AIスコア・レンディング」とは、ユーザーが入力した情報などのビッグデータを最新のAI技術を駆使して解析し、自分の「可能性」にいくら融資を受けることが可能なのか、適正な融資条件を提示してくれるサービス。スマホからわずか2分でしかも無料で体験できるとあって、自身の「可能性」を知りたいといった多くの人が利用しているという。FinTechの最先端が無料でしかも手軽に体験できるとあってユーザーを増やしている「AIスコア」の実力を日刊SPA!読者のAさんに体験してもらい検証してみた。
Aさんは中堅のメーカーに勤務する38歳の既婚。世帯年収は600万円、4歳の長男と都内の賃貸マンションに3人暮らしだ。そんなAさんは自己投資のために借り入れを検討しているということで、今回は記事に協力してもらった。
まず初めに行うのはアカウント作成。通常の借り入れ審査であれば、求められる氏名や住所などの個人情報は不要で、ニックネーム、性別、生年月、最終学歴、業種、年収など、ごく基本的な記入のみでOKだ。
アカウントを作るだけで早くもAIスコアが表示される。ちなみにここまでに要した時間は2分程度。
「これだったら、スマホで片手間にできますね」とAさん。
「あんまり低かったら恥ずかしいって内心ヒヤヒヤしてました。7並びって縁起がいいですね!」
この時点でも借入額の算出は可能だが、AIスコア下に表示されているようにアカウント開設直後の情報の入力状況はまだ5%。残りの幅広いジャンルの質問に答えることでこのパーセンテージは上がっていくのだが、ここからAIスコア・レンディングの本領が発揮される。
「順番にやってみましょう」
まずは生活に関する質問を選択したAさん。
「テレビが大きいと贅沢してるって思われちゃうのかなぁ。僕はお金を借りたことはないですが、こんな質問って銀行でもあるんですかね」
不動産や車の有無はもとよりテレビやゲーム機から買い物する場所やクレジットカードの枚数まで、これまでの金融機関では聞かれないような質問まで飛び出す。
さらに生活習慣に関する質問も。睡眠時間や運動の有無もチェックされる。
「運動してないとずぼらで家計管理もいい加減……なんてことになったりして。怖いなぁ(笑)」
回答を続けるAさん。その中でも特に興味を引いたのが、性格に関するものだった。
「質問に答えていくのは面白かったんですけど、けっこう痛いところを突かれていて笑えないなぁ。僕の性格がどんな感じでスコアに反映されるんでしょうか」
Aさんならずとも疑問を抱く人もいるだろうが、実はこれらの質問をAIが分析して、ユーザーの信用力や将来のポテンシャルを予測するのだという。一体AさんのAIスコアはどのような変化を見せるのだろうか?
全ての質問に答えたAさんのAIスコアは819まで上昇。これに基づく借入可能な金額は160万円、貸付利率(年率)は6.4%という結果になった。
「ゲーム感覚でサクサク進めましたし、これだけ簡単に借入可能な金額を知ることができるのは、将来設計のためにもありがたいです。自分の価値を測るって言ったら、大げさかもしれませんが、『もっとAIスコアが上がるようにがんばろう』って思いました。具体的な数字が分かると今後の励みにもなりますし、簡単な質問に答えるだけで借入可能な金額と金利が分かり、イメージがわきますね」
この後の流れとしては実際に借り入れる場合は算出されたAIスコアを元に「J.Score」の正式な審査を受けることになるが、事前に可能な借入額を知ることができるのは便利だろう。しかもスコアの算出のみであれば、通常申し込むローンと異なり個人情報の記録が残るリスクもない。まずはAさんのように、AIスコアを自分の可能性を量る“ものさし”として活用してみるのもいいかもしれない。何かを始めるきっかけになるのではないだろうか。
<取材・文/日刊SPA!編集部 撮影/山田耕司>
提供:J.Score
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