デジタル

任天堂、危機からまさかの急回復。Switchのヒットは続くのか?

Nintendo Switchの今期の目標は2000万台の上積み

 任天堂は、Nintendo Switchの今期予想販売数を2000万台と設定しています。Wiiを例にすると、実質的な2年目となった2008年度(2008年4月~2009年3月)には2595万台を販売しているので十分に実現可能な数字です。ただ、心配はソフト面。今年度は6月に『マリオテニス エース』、年内に『大乱闘スマッシュブラザーズ』の新作が目玉としてアナウンスされていますが、ややラインナップの厚みに欠ける印象です。また、9月から開始予定の有料オンラインサービス「Nintendo Switch Online」の成否もハード売上に関わってきそうです。

3DSとの棲み分けはどうなる?

 携帯機と据置機の両面の性質を持つNintendo Switch。3DSとの棲み分け問題は、近い将来登場するであろう3DSの後継機のコンセプトにも関わってきます。代表取締役社長の君島達己氏は質疑応答の回答で「(3DSは)特に親御さんがお子様のためにお買い求めいただきやすいゲーム機」「Nintendo Switch は、数多くの親御さんにとってお子様全員分を短期間にお買い求めいただける価格ではありません」という言い方をしていました。

Nintendo 3DS

 ここから考えると、3DSは子どもひとりひとりのゲーム機のスタート地点としての役割を担っていくのではないでしょうか。今後の3DSタイトルは、もう少し対象年齢が下がって、「1人1台」を活かした対戦ゲームなどが主流になりそうです。将来的には携帯機、据置機といった区分ではなく、パーソナルデバイスとリビング用デバイスといった形で棲み分けが進む気がします。

新作アプリゲーム『ドラガリアロスト』を発表

 スマホ関連では、任天堂が『グランブルーファンタジー』のCygamesと業務提携して完全新作のアクションRPG『ドラガリアロスト』(今夏配信予定)をリリースするというニュースが話題をさらいました。これまでの任天堂のスマホアプリはコンシューマの人気シリーズを活用したタイトルでしたが、今回はオリジナル新作。はたしてどこまでヒットするのか、任天堂らしさをどう出していくのかに注目です。  かけ足でNintendo Switchを中心にチェックしてきましたが、ほかにも前期の売上に貢献したレトロハードのミニ復刻版は今期もあるのか? 欧州販売も始まった段ボール製キット『ニンテンドーラボ』の今後の展開は? 噂されている任天堂テーマパークの実現可能性は? など、今回の発表ではあまり触れられていなかったものの、気になる話題は多数あります。新社長就任が発表された古川俊太郎氏のもとで、任天堂がどのような戦略を取るのか。楽しみは尽きないといったところです。 (C)2018 Nintendoゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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