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ジョイマンって誰だっけ?解散回避のニュースでも思い出せない一発屋芸人の悲哀

 つい最近“ジョイマン解散危機回避”として話題になったジョイマン。ジョイマンと聞いて「んっ?」となった人もいるだろう。

 ジョイマンと聞いて、アンガールズの姿を思い出せた人は、かなり惜しい。背が高くて、見た目がキモイ点は似ていなくはない。  ジョイマンは、アンガールズの田中っぽい高木晋哉と池谷和志の中学同級生による一発屋芸人コンビだ。一般的にジョイマンといえば高木をイメージする人が多く、高木は「ジョイマンのジョイマンっぽいほう」で、池谷は「ジョイマンのジョイマンっぽくないほう」とされる。  ラップ調のリズムネタで、高木が出だしなどに「なななな~♪、なななな~♪」というのが定番で、2008年ごろに『エンタの神様』でブレイクした。「なななな~♪、なななな~♪」で、半分ぐらいの人は思い出せただろうか。

左がジョイマンっぽいほうの高木で、右がジョイマンっぽくないほうの池谷

 2008年に始まったジョイマンバブルは、調子にのっていた高木が浮気現場をフライデーされたことで、わずか1年で終了。一発屋芸人の仲間入りを果たすことになる。  その後、2017年に『しくじり先生 俺みたいになるな!!』で、高木が横浜の桐蔭学園高校→早稲田大学教育学部中退→芸人というエリート街道を外れた過去を披露し、月収13万円で家族を養っていることも判明。また、同年のBIGのCMで、深田恭子が「なななな~♪、なななな~♪」なななな7億円♪」と、ジョイマンダンスを踊りながら歌った際には、「深田恭子かわいい♡」という声とともに、「ジョイマンも出してやれよ」という声もあがった。
 さらに思い出してもらうために、ネタの有名なフレーズを紹介すると、 「ありがとう、オリゴ糖」 「バーバリー マーガリン」 「いきなり出てきてごめーん、まことにすいまめーん」 など活字で見ると、なんだこりゃという感じになるものばかりだが、高木の独特のリズムで繰り出されると、なかなかクセになる。しかしながら、2015年の町田で開かれたサイン会では客がゼロだったなど、「ジョイマンファンは本当にいるのか?」と、当人たちも不安に思っていたはず。  こうして、パチンコ営業などの日々を送っていたジョイマンが久しぶりに話題になったのが、冒頭のコンビ解散回避だ。今年3月に、7月7日開催の15周年単独ライブ「ここにいるよ。」のチケットが完売しなかったら解散すると一方的に宣言。先だって、どうにか完売し解散を回避したことが、大手ニュースサイトでも取り上げるほど話題になったのだ。  解散を免れた高木は、「7/7単独ライブのチケットが完売。解散は免れました。自分達で勝手に解散を掲げ、皆様の力で回避して頂きました。今日ひとつ分かったことがあります。感謝を伝えたいけど「ありがとう」じゃ足りない時、そういう時に人は「ありがとうオリゴ糖」って言うんだなって。皆さん本当に、ありがとうオリゴ糖。」とツイート。  狩野英孝が「おめでとう、こんぺいとう」、品川庄司の品川祐が「よかったね菜種」とリツイートするなど、仲の良さがうかがえた。



 ちなみに、シンガーソングライターの秦基博がジョイマンの2人と中学の同級生で同じバスケ部だったこと、ジョイマン結成のきっかけは秦基博がすすめたからというのは、ファンの間では有名な話で、秦は「もっちゃん」と呼ばれるなど、ずいぶん差はついちゃったけど、3人は親友と言えるぐらい仲がよさそうである。

<文/日刊SPA!取材班>
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