更新日:2022年12月30日 10:33
恋愛・結婚

「手首を切る…」と号泣電話してくる女性起業家に振り回された男の顛末

急に連絡が取れなくなって、気づけばポイ捨て

「ところがそれから一か月もたたないうちに、パタリと電話がかかってこなくなったんです。本当に死んでしまったのではないかと心配して、メールをしたのですが返信なし。電話もつながらなかった。  思い切って会社に電話をしたら、彼女は不在でした。生存を確認できたからほっとしたのですが、なぜ急に連絡を絶つのか?さっぱりわからなくなった」  その後、経営者の会にも美由紀さんは現れなくなった。その年の暮れに「会いたい」とメールするとエラー。メアドが変わっていたのだ。 「連絡が取れなくて悶々とした年末年始でしたが、成人の日が過ぎた頃、経営者の会のメンバーから、彼女が婚約したことを知らされたのです。相手は年収1500万円の経営者。初めて彼女に対して、怒りがこみ上げてきました」  実は片瀬さんは過去に2~3回、美由紀さんと関係を持ったことがあったという。彼女が人妻だった頃の不倫だから、誰にも言えなかった。 手をつなぐ「“貞操観念がない人妻”という本性を誰も知らない、僕だけが知っていると思い込んでいました。彼女を受け入れられるのは僕だけだとうぬぼれていたんです。でもまさか、僕より高年収の男と結婚するなんて」  2~3回関係を持っただけで利用された自分が悪かったと、片瀬さんは反省するものの、ポイ捨てされた感覚がぬぐえないという。40歳を過ぎてもまだ独身なのは、このトラウマのせいかもしれない。<取材・文/夏目かをる> ― オレ史上最悪の恋愛体験 ―
コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪
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