恋愛・結婚

恋愛素人が「ローラ似の金髪美女」を彼女にできたと思ったら…次第につのる疑惑と不安の日々

 青い瞳に白い肌、そして抜群のスタイル。一度は付き合ってみたい金髪美女を見事にゲットしたと思ったら……。 「僕自身も最初は舞い上がっていて、今思うと若かったなって(苦笑)」と、振り返るのは戸川明さん(29歳・仮名)。運命の恋、いや、運命が狂うほどの金髪美女との破滅的な恋は突然はじまった。

チョリース! アンナダヨ。ヨロシクネ♪

「アンナはアメリカ人の女の子でしたが、長いこと日本で暮らしていたこともあって、日本語はペラペラ。初対面なのにすごくフランクに接してくれました。今まで外国人と接したことがなかったので新鮮、いや免疫がなかったというのが正しかったかも」

アンナダヨ!

 グイグイと押しの強い彼女に戸惑いつつも、恋愛経験があまりなかった戸川さんは、すっかり白人女性の魅力にやられてしまったという。 「ローラや滝沢カレンに通じる天然っぽさっていうんでしょうか。そういう憎めないかわいらしさにメロメロになりました。しかもハリウッド女優のようなキレイな顔で、スタイルも抜群。“ポンッキュポン”っていう理想的なスタイルでした」  男殺しのルックスもさることながら、もっともアンナが罪深かったのはその自由奔放さだった。 「初対面の日、新宿駅の東口広場で缶チューハイを呑みながら話していたとき、終電近くなってそろそろ解散かなって雰囲気になったら、いきなりお別れのハグからのディープキス。こんなことをされたら僕じゃなくても男なら一発でやられちゃいますよね。そのまま連絡先を交換してさっそく次の約束を取りつけました」  それから1週間後、待ちに待ったアンナとのデート。六本木のアンナが暮らしているマンションの近くで待ち合わせることにしたという。

「Oh yes! 」「Come!」初デートであっさりとベッドインも…

「軽く食事を済ませたあと、ミッドタウンのイルミネーションを眺めたりして、ちょっといい雰囲気でした。それから自然な流れでホテルに行ったんですけど……」  初デートにしてベッドインするほど、戸川さんとアンナの関係は急接近。あまりの展開の早さ、都合のいい話に、何ら疑いをいだかなかったのだろうか? 「まったくなかったです(笑)。少なくともそのときは。アンナはベッドの上でも情熱的でした。アメリカ人は“Oh yes! ”とか“Come!”とか本当に言うんだって(笑)。裸で抱き合って何度も『スキ』とか『アイシテル』って言われたら、完全に舞い上がりますよね。もう恋人気分でした」  それから何度も逢引を重ねて、すっかりわが世の春を謳歌していた戸川さん。不穏な空気が流れ始めたのは、初めて会ってから1か月後のことだ。 「何度かアンナの部屋に泊まることがありました。アンナは日本人の女のコと暮らしていたんです。すごく不愛想な子で、僕が部屋に来るたびに不機嫌そうに部屋を出てしまう。でも、特に勘繰ったりはしなかったんですが……」  次第に明らかになるアンナの私生活。疑惑と不安が決定的になるのは、共通の友人のバンドのライブを観に行ったときのことだった。
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アンナの彼氏登場!いったい自分は何番目なの?
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