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意外と多い“元サラリーマン”俳優。阿部サダヲ、佐々木蔵之介…福山雅治も!?

柴田恭兵:芸能界を目指したきっかけは失恋?

『あぶない刑事』(日本テレビ系)などの代表作を持つ柴田恭兵(67)も、サラリーマンをしていた時期があったという。とはえ、刑事役でスーツとタバコのイメージが強い柴田がサラリーマンをしている姿は、意外と想像しやすいかもしれない。  柴田は、大学時代から付き合っていた女性との結婚資金を貯めるために、卒業後はサラリーマンに。しかし、その女性とは破局してしまい、失恋を経験した柴田は社会人2年目で脱サラ。東京キッドブラザースに入団し、舞台『十月は黄昏の国』で俳優デビューしたそうだ。  一人のサラリーマンが名俳優になるきっかけを与えた柴田の交際相手は、ある意味で運命の人だったのかもしれない。
柴田恭兵

もしサラリーマンを続けていたなら、スマートなモテ上司になっていたはず!(柴田恭兵公式サイトより)

佐藤二朗:売れっ子になるまでの挫折の数々

 独特の存在感を放ち人気俳優となった佐藤二朗(49)。最近はツイッターに投稿される、ほのぼのとした家族とのやりとりが話題となり、アカウントのフォロワーは100万人を超える人気である。そんな佐藤だが、今日の人気を獲得するまでに、紆余曲折を経ていたようだ。  もともと役者志望であった佐藤は、働きながら週末に趣味で芝居をするために就職活動に勤しむが、大手企業ばかり受けていたため25社連続で不採用。にもかかわらず、せっかく内定を出してくれたリクルートを入社式当日に退社。  このタイミングで一度、とある劇団に所属するもまたすぐに退団してしまう。その後、広告代理店で働く傍ら劇団を旗揚げし、俳優活動を本格化。徐々に実力が認められ、メディアにも顔を出すようになったという波乱万丈のキャリアを積んでいるのだ。  入社直後に退社を決める決断力と、挑戦と挫折を繰り返すタフな精神を持っていたようで、演技だけでなく、今に至るまでの道のりも個性的である。
佐藤二朗

自分の俳優への適性を疑った時期もあったという佐藤。独特な演技は、理解されるのに少し時間を要したのかもしれない(『佐藤二朗オフィシャルサイト』より)

高田純次:テキトーではないサラリーマン時代

 高田純次(71)は「テキトー男」の愛称で親しまれる俳優・タレントであるが、現在のその適当っぷりとは裏腹にデビュー前は繊細な仕事をしていたそうだ。  学生時代の高田は、一浪してまで大学受験に挑戦するも、志望する大学には受からず、芸術系の専門学校に通うことに。その後劇団に入団して結婚までするが、収入に不安のあった高田は宝石の卸会社に入社したという。宝石鑑定士の資格まで取得した高田は瞬く間に出世し、入社2年後にはデザイン室の主任を務めるまでになっていたとか…!  2年間で貯金200万円を貯めた高田は再び本格的に俳優業の道を歩み始め、32歳のときに『笑点』(日本テレビ系)でテレビデビュー。バラエティやCMなど、活躍の場を広げていったという。今の「テキトー男」キャラからは想像もつかない、堅実な一面も持ち合わせているということだ。
高田純次

「テキトー男」が宝石鑑定士だったとは…。意外と几帳面で鋭い観察眼を持っている?(高田純次オフィシャルブログより)

 人気俳優には華やかなイメージがあるが、実は元サラリーマンと知れば、自然と親近感が湧いてきて、これまで以上に応援したくなるのではないだろうか。そして、あなたの会社の同僚も実は将来の名俳優かも!?<文/A4studio>
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