お金

ミニマリストという生き方をしても逃れられない呪縛とは?

今必要なモノがずっと必要なモノでない限り必ず処分するときがくる

 結局のところ、誰かと生活を共にする限り、いくら自分が消費を控えたり、モノを捨てたとしても、結局は自分以外の人の浪費でモノが増えてしまうのですから。実際、ミニマリストのような少数派かつ、かなり極端にモノを減らして生活している人ですら、モノを処分するという行為からは逃れられないのです。  忙しい毎日を送り、流されるがままに浪費を繰り返すと、あっという間に部屋はモノだらけ。収納に収まりきらず、なんだか部屋自体も所帯じみてしまったなぁとテンションが下がってしまうはずです。

今必要なものがずっと必要かどうかなんて、今の彼氏をずっと好きでいられるかわからないのと同じ?

 ということで、いくら「何も考えないで」買ってしまった不必要なモノや、かつて必要だったけれど今は必要でないモノを頑張って捨てたとしても、結局また何かを買うことになります。物欲とはそういうものであり、それは人間の心理として正常です。かつて買ったモノは時間が経てば飽きてしまい、また新しいモノを欲しくなってしまうのです。  そう、どうしたって生活している限り、モノを買うということから逃げられない。買えば買うほど不要なモノが増えます。買っては捨て、買っては捨てを繰り返し、今問題にもなっている増えすぎた廃棄物をつくってしまう。地球にも優しくありません……。
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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