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いじめ、パワハラ、毒親に殺されそうになったら「まず逃げよう」

毒親に悩まされていた女性を変えた一言

 毒親に悩まされていたある女性は「自分の母親が大嫌いだ」と言いました。そんな彼女に「では、母親に『会いに来い』と言われたらどうしますか?」と尋ねると、彼女は「会いに行くと思います」と答えました。そういう束縛が、心を殺します。 「母親に会いたくなければ、会わなくてもいいんですよ」  それが彼女を変えた一言です。自分の母親と会うのも連絡を取るのもやめた彼女は、自分の子供との関係を大切にするようになりました。そのうち心に余裕ができて、マラソンにはまりました。すると「会いに来い」と命令していた母親が「会いに行ってもいいか?」とお伺いを立てるようになりました。力関係が変わったのです。  まず敗北の段階から逃げる。次にマラソンにはまって「思考」の段階に入る。その結果、母親との闘争に負けなくなる。「親子の問題になんでマラソンが関係あるの?」と思うかもしれません。もちろんマラソンである必要はありません。他の人だったら、それはヨガや英会話だったかもしれません。ただ何かしら、本人が興味を引かれる「学び」が必要だっただけです。心はそうやって動いていきます。ドラクエの戦闘と一緒で、「逃げる」も立派なコマンドの一つです。  人は常に良くなろうとしています。勉強をしても、運動をしても、仕事をしても、ゲームをしても、今よりも良くなろうとします。大切なのは「何が自分にとって良いことなのか?」を理解していることです。小学生と中学生と高校生では、学ぶ内容が違います。人生も一緒です。今の自分に必要なことは何か、ぜひ考えてみて下さい。 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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