デジタル

このゲーム星いくつ?2018年コンシューマ系スマホ新作ゲームを振り返り

ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報

ゲームコラムニスト・卯月鮎

卯月鮎

 スマホゲームのバブルは弾け気味ですが、今年も数多くのスマホゲームが誕生しました。今回は、2018年に始まったコンシューマ系シリーズのスマホ向け新作を、App Store、Google Playの現在のレビュー点数とともに、ざっくりと振り返っていこうと思います。  もし、元になったオリジナルゲームのファンで「そういえばDLしてなかった……」という人は、お正月休みにぜひ試してみてはいかがでしょうか。 『D×2 真・女神転生 リベレーション』 セガゲームス 1月22日配信開始 App Store★4.5 Google Play★3.1 『真・女神転生』シリーズのスマホ向け完全新作。悪魔を使役する力をスマホアプリで手に入れてしまった主人公が、世界を守護する秘密組織の一員となって戦っていきます。配信当初は悪魔の育成関連がやや説明不足でレビューの点は伸びませんでしたが、ハイクオリティな3Dモデルの悪魔たちが動く様子はシリーズファンにはグッと来ます。 『ポポロクロイス物語 ~ナルシアの涙と妖精の笛』 epics Inc. 5月8日配信開始 App Store★2.3 Google Play★2.1

『ポポロクロイス物語~ナルシアの涙と妖精の笛』

 絵本のような心温まる世界観でスマッシュヒットしたPS1発のRPG『ポポロクロイス』のスマホ版新作。物語の舞台は『ポポロクロイス物語II』から3年後。主人公のピエトロ王子と森の魔女ナルシアの冒険&恋を描いています。ガチャやギルド戦などがオリジナルの雰囲気と今ひとつ噛み合わなかったためか、評価は厳しいものとなっています。 『ファンタジーライフ オンライン』 レベルファイブ 7月23日配信開始 App Store★3.8 Google Play★3.6  2012年に3DSで発売された自由度が高いRPG『ファンタジーライフ』。そのスマホ版は、同じく異世界「ファンタジール」で「王国兵士」「採掘士」など12の多彩なライフ(職業)を選び、自分の分身を育てていきます。ガチャなどスマホゲームらしい要素もありますが、フィールドでの探索もできてコンシューマライクに遊べます。点数がやや低めなのは、ゲーム自体の評価というよりも運営方法に対する不満が大きいようです。 『アークザラッド R』 フォワードワークス 8月23日配信開始 App Store★4.5 Google Play★4.2

『アークザラッド R』

 PS1の初期を引っ張った光と音のRPG『アークザラッド』。久々の新作は、『アークザラッドⅡ』のエンディングから10年後の世界で、記憶喪失の少年ハルトが軍事帝国・アルディアの野望に巻き込まれていきます。戦闘はおなじみのシミュレーション風マス目バトル。「地下遺跡」「闘技場」といったやり込み要素もあります。10年後の世界で生きるトッシュ、サニア、イーガたちの姿に「懐かしい」の声多数!
次のページ right-delta
懐かしの『ワイルドアームズ』『ロマサガ』の新作も!
1
2
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

記事一覧へ
おすすめ記事