ホストの女性客同士がSNSで悪口の言い合い…不毛なバトルの意外な結末は?
愛知県で起きたホストの客同士のトラブル。今回、死体遺棄の容疑で逮捕されたのは風俗店勤務の女性だ。容疑者のSNSには、ホストにまつわる投稿が数多く見られたという。実は、SNS上には好きなホストをめぐって客同士が争い、嫌がらせをしたり、マウントを取り合っている姿も珍しくない。
指名しているホストの客の中で、いちばんお金を使う立場の“エース”だったというともみさん(27歳・仮名)は、「Twitter上で顔も知らぬ女にマウントをとられていたんです」と苦笑いする。事の発端は、本命の彼女、いわゆる“本カノ” を見つけてしまったことだ。
「担当(指名しているホスト)のエースになって2年弱、それまでは本当に平和だったんです。毎月100万前後使ってバースデーのときには500万ぐらい。たくさんお金を使えば旅行に連れて行ってくれたり、同伴やアフターもキチンとしてくれていたんです。でも、最近は同伴の約束に遅刻してきたり、アフターも早く切り上げられたり、ちょっと様子がおかしかったんです。それで、あまり見ないようにしてたんですが“ホスラブ”をのぞいてしまって……」
ホスラブとは、水商売限定の匿名掲示板で、要するに5ちゃんねるのようなものだ。そこには、担当のホストに「最近彼女ができた」と書かれていた。
「今まではどうせデマだらけだろうとネットなんてアテにしていなかったんですが、真相を確かめたくて、ホスラブに書いてある情報で検索をかけてみたんです。そしたら結構すぐに彼女のTwitterアカウントが出てきました」
担当とおそろいのネックレスに、担当が愛用しているブランド物の部屋着。彼女が「彼が熱を出した」とツイートした日は、まさに担当が店を休んだ日だった。
「見つけてしまったら、もう止まらなくなってしまって全部のツイートを見ました。なかには、私に対する“マウント”的な書き込みまであったんです……。『エースさん、今日もダーリンに沢山シャンパンおろしてね』はまだマシなほうで『エースのオバサンのおかげでニートなうw』なんて書かれたこともありました。私があげた香水やボディソープも彼女が使っていてショックを受けました」
ホストとしての彼が好きで応援していた……というともみさんだが、自分が大金を使っている男に彼女がいることを知れば、良い気はしないのが本音だろう。
「私はソープで働いて、身を削ったお金で彼のためになれば、と頑張ってきました。2年間も通っていたんで、彼に対して情もあった。でも、そのお金でニートの彼女を養っているんだって思ったら、なんだかバカバカしくなっちゃって。しかも、SNSでもバカにされて」
だが、その後も気になってしまい、彼女のSNSを見ることはヤメられなかった。
「彼とラブラブだってツイートはもちろん、それ以上に嫌だったのが、私の情報を彼から聞いたのか調べたのかわかりませんが、すべて知っていたこと。その上で、『ソープとか私無理! 出来ない!』『本当に好きな女にはお金なんて使わせないよね』なんて書いてあったんです。さすがに虚しくなって、フェイドアウトしましたけど」
SNSでホストの客同士による嫌がらせが多発
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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