更新日:2019年04月11日 17:31
恋愛・結婚

妻からのDVが原因で浮気をした夫。裁判では勝ち目がないと言われ…

本当に離婚は難しいのか?

離婚調停 確かに浮気は悪いことであるが、妻からのDVに耐え切れず…といった今回のようなケースでも、離婚はできないものなのか。都内で弁護士をするAさんに話を聞いた。 「DVを立証するのは非常に難しいです。被害者が怪我をし病院に運ばれたり、警察に通報するのであれば立証されることもありますが、稀なことです。妻の暴言を録音する、LINEのやり取りで暴言を吐いた証拠を見せる、DVを立証しそれによって夫婦生活が破たんしていると裁判で主張するしかないでしょうね。それがないと、不貞行為のほうが重くまず勝ち目はない。また妻のDVが原因で不貞行為に至ったという不貞行為に対する正当性も、裁判ではトータルで判断されます」 夫婦 訴訟しても相当頑張らないと勝ち目がないということだろう。では「離婚110番」の澁川氏は、このケースの解決策をどのようにアドバイスするのか。 「妻のDVの証拠を集めて、弁護士とタックを組んで戦略的に裁判を起こして別れることもできるでしょうが、相手はかなり手ごわいと感じますね。訴訟せず、別居して10年ぐらいで別れる手もありますが、子供がいると心配で別居できないという夫も多いんですよ」  澁川氏は「結婚前に相手の両親をよく観察することが必要です。例えば家の中が荒れていたら、父母どちらかに問題があります。DV癖は両親からの影響を受けている可能性もあるんです」と言う。  恋は盲目というが、結婚前に冷静な観察も必要なのだ。<取材・文/夏目かをる>
コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪
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