更新日:2023年03月22日 09:38
仕事

「ギャップ萌え」で愛される人になるコツ。歌舞伎町女社長が教える

「歌舞伎町のキャバ嬢人形」が出来上がった

 Uちゃんは接待の席で場を盛り上げなければと思って、お酒をたくさん飲みました。そうすると、お客様と距離が近くなって、お客様に触られたり抱きつかれたりしましたが、黒服も特別止めてくれなかったし、お客様を怒らせて店にクレームがはいってはいけないし、Uちゃん自身が酔っていたこともあって、されるがままになっていました。  そうなると行き着く先は、もうどこらへんが以前のUちゃんだったかもわからない、よくいる「歌舞伎町のキャバ嬢人形」です。  さんざん整形やら洋服やらブランドものにお金をかけたわりには、ヘルプにも関わらず、お客様にさんざん触られて、”安客”しか指名のお客様がつかない、ストレスが最強にたまっている中途半端なキャバ嬢に成り下がってしまいました。

「バカにされるのは嫌だ」と、怒るキャバ嬢が愛される

キャバ嬢 Uちゃんは「わたしの何がいけないのだろう?」と本気で悩んでしまいました。Uちゃんは弱点を隠そうとがんばりました。でも「弱点」は武器です。どうしてかというと、人は「完璧」を求めているのではなくてそこに「人間」を求めているからです。  田舎くささを指摘された時に、「そこがわたしのダメなところなんですよね〜」と恥ずかしそうに言っていたらギャップ萌え完了でした。でも、バカにされたと思ったなら冷静を装うのではなくて「バカにされるのは嫌だ」と怒るのが自然な反応です。そうすると、お客様はびっくりします。  きっと、焦って「いやいやバカにしたつもりなんてなかったよ。ただおもしろかったから……」とたくさん言い訳を言ってくれると思います。  そして一悶着収まったら、一般的にキャバクラでこんな焦った経験をしたことはないだろうから、Uちゃんに対して、さらなるギャップ萌えをしていたと思います。
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自然な反応が「ギャップ萌え」の対象になる
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新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中

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