仕事

「ギャップ萌え」で愛される人になるコツ。歌舞伎町女社長が教える

自然な反応が「ギャップ萌え」の対象になる

 話変わりますが、うちの店でも、「よくあんな暴言吐かれて何も言わなかったね?」とびっくりすることがあります。そうすると、キャバ嬢はだいたい「お客様だから我慢しないといけないんじゃないですか?」と言います。  その考え自体は、お客様のことも、店のことも考えてくれて偉いなと感心しますが、わたしはいつも「思ったことはちゃんと言った方がいいよ」とアドバイスします。  わたしたちは、一応客商売なので感情的にキレて暴言を吐いたり、暴力を振るうのはご法度ですが、「あなたの言動が理由でとても嫌な気持ちになった。わたしはいま怒っている」と正直に自分の気持ちを伝えるようにしています。  そうしてお客様の気持ちを聞いて、また自分の気持ちを言って、というのを繰り返してトラブルを解決していくのが、違和感ない「自然」なやり方だと思います。そういう自然な反応が「ギャップ萌え」の対象となって「このキャバ嬢おもしろい!」が「売上」につながっていきます。

「ギャップ萌え」の対象になる部分はどこ?

内野彩華

内野彩華

 最後になりますが、自分の「弱点」は隠すものではなくて「ギャップ萌えさせる」最高の「道具」です。わたしたちは完璧ではないので、 ・人には言えないこと ・恥ずかしいと思っていること ・へんな癖  そういうのが、ふとしたときにポロっとでてしまうものです。  とっさの場合に「恥ずかしさ」が前面に出て、せっかくの「ギャップ萌え」をぶち壊してしまうときもありますが、「あ、いまギャップ萌えさせてる~、おいしい!」と余裕を持って、対応できる人になりたいですね。今回は女性のケースでしたが、この話は男女共通です。ぜひ参考にしてみてください。 <TEXT/内野彩華>
新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中

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