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LINE Pay、PayPayを押しのけ、勝つのはメルカリの「メルペイ」だ

コンビニ

決算で見えてくるメルカリの未来

 最後にメルカリの決算を見てみると、黒字化は21年6月期以降か、とも言われています。  現在展開している事業は、国内メルカリ、米国メルカリ、そしてメルペイの3つ。  国内メルカリはすでに利益を生み出す事業となっている一方、米国メルカリはアプリ取引額が小さく、利益を生み出す事業にはなっていません。  メルペイは先行投資期間が続く予測ですので、グループ全体での黒字化は少し先になりそうです。そのため株価推移も冴えない見通しにはなります。  ただ、4~5年先にはグループ営業利益が数億円に、また株式時価総額も1兆円レベルに膨らむ可能性もあるため注視したいです。キャッシュレス社会が進む2019年、どのアプリを“一軍”に置くか、ぜひ参考にしてみてください。
経済アナリスト/一般社団法人 日本金融経済研究所・代表理事。(株)フィスコのシニアアナリストとして日本株の個別銘柄を各メディアで執筆。また、ベンチャー企業の(株)日本クラウドキャピタルでベンチャー業界のアナリスト業務を担う。著書『5万円からでも始められる 黒字転換2倍株で勝つ投資術』Twitter@marikomabuchi
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