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40代で“あえて出向”を選んで年収700万円に。70歳まで稼ぐ方法

嬉しい誤算、転籍を懇願され年収アップで昇進も

 また、嬉しい誤算もあった。 「現在は60歳で再雇用し、65歳まで働けるのですが、会社側は将来的にそれぞれ5歳ずつ引き上げることを計画していることも出向後にわかったんです。なので、一層、今の会社から転籍を望まれる人材になろうと、上司や同僚とも積極的にコミュニケーションを取り、同僚の作業のフォローも率先して行いましたね。親会社出身の人間だからといって上から目線の態度を取らないように気も使いました。プライドの高さが災いして、出向先で孤立する人がいると聞いていたからです」  すっかり打ち解けた同僚たちからは「このままウチで働いちゃいなよ」と言われていたそうで、出向期間が残り半年となった段階では直属の上司とその上の部長から転籍を懇願されたという。 「業績好調もあり、給料水準も今の会社のほうが高いくらい。親会社と同じ条件で支払われていた出向3年目の年収は660万円でしたが、転籍して2年たった現在の年収は700万円。先日、課長にも昇進できましたし、収入はさらに増える見込みです」  会社にしがみつく際、ひと工夫を加えることで、より長く、好条件で働く環境を得られるようだ。 出向<取材・文/週刊SPA!編集部> ― 70歳まで稼ぐ超実践ガイド ―
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