仕事

40代会社員が、バイトで風俗店の送迎ドライバー。稼げるのか?

「70歳まで稼ぐ!」に向けて邁進する40代

 長く働き続けるためにいち早くアクションを起こした会社員たちは何に力を注いでいるのか? 勘の鋭い彼らの独自戦略をここに公開する!
ドライバー

※写真はイメージです

<将来性選択型>60歳以降を見据えたアルバイト経験を積む

●須藤健一さん(仮名・49歳)/現在の職業:自動車販売/現在の年収:480万円  高校を卒業して以来、地元の自動車販売店に勤務してきた須藤健一さん。かつてはサービス残業も珍しくなかった職場も今は昔。世間の働き方改革の動きもあり、一日8時間完全週休2日が最近では当たり前になっていたという。 「ウチの会社は上場企業の関連会社なこともあり、労務管理は結構きっちりしているんです。ただ、まだ元気もあるし、暇ができてしまうとギャンブルや酒などで、お金が余計に出ていってしまう。それに気づいたので、アルバイトを入れ始めることにしたんです」  そこで須藤さんはある軸を持って仕事を探したと振り返る。 「僕が考えたのは、『60歳以降も長く働ける仕事』を選ぶこと。今の会社にどれだけいられるかはわかりませんが、どちらにしても60代は働き続ける必要がある。それなら早い段階で長く続けられる仕事に慣れていったほうが効果的かなと思ったんです」  そうして須藤さんが辿りついたのが、風俗店の送迎ドライバーというアルバイト先だった。 「本来は副業が禁止なので会社には秘密です。給料も手渡しでもらっているので、よほどのことがない限り、バレることはないかなと。自家用車と、それを深夜に運転できる体力がいる仕事ですが、男性スタッフや嬢たちとのコミュニケーションは必要なため、慣れは重要かなと思います。スタッフと親しくなれば、それだけ出勤要請も増え、稼げますしね」  当初は主に仕事は休前日に入れていたが、最近ではほかの曜日にも出勤することが増えたという。 「日中は眠くなることもありますが、昼休憩に食事よりも睡眠を優先させてしのいでいます。月によって収入はまちまちですが5万~8万円ほど。最近では年配の客が増えていることもあり、店内のスタッフの間でも客と同年代の人がいたほうがいいという話も出ているそうで、冗談っぽく、『須藤さん、こっちの仕事に移らない?』って店長に言ってもらいました」  当面は販売店勤務を続けるため、断ったという須藤さんだが、その声がけは嬉しかったと振り返る。 「始めるまでは不安もありましたが、やってみると『本業と両立させるためにはどうすればいいか』『必要な存在になるには何をすればいいのか』など真剣に考えて、生き生きとしている自分がいました」  未来志向でのアルバイトもまた、定年後を見据えた際に有効な選択肢になりそうだ。 <取材・文/週刊SPA!編集部> ― 70歳まで稼ぐ超実践ガイド ―
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