意外と知らない二世俳優たち…水谷豊、哀川翔の娘も人気女優に
俳優の太賀が6月25日に、自身の芸名を「太賀」から「仲野太賀」に改名したことを発表し、大きな話題を呼んだ。その改名の理由は2018年を自身の転換点とし、新たなステップを踏み出すため、だという。
そんな仲野太賀だが、実は映画『アウトレイジ』シリーズなどで迫力の演技を見せたベテラン俳優、中野英雄の息子だということを知っていただろうか? 今回は、そんな仲野のように、今後の芸能界を引っ張っていく、“実は二世俳優”な若手俳優たちを紹介しよう。
まずは、先の改名も話題になった仲野太賀だ。2006年に13歳で芸能界デビュー後、翌年にはNHK大河ドラマへの出演、2008年には映画『那須少年記』で、主役の座をオーディションで獲得するなど、瞬く間に父の名を借りぬ実力でキャリアを重ねてきた。
2016年には宮藤官九郎脚本の人気ドラマ『ゆとりですがなにか』でゆとりモンスター役を熱演していたことを、記憶している方も少なくないだろう。そんな仲野が芸能界を目指したのは、先輩俳優の山田孝之への憧れからだという。そして2014年には見事、映画『MONSTERZ モンスターズ』で山田と共演を果たしている。
ちなみに仲野は先日の改名報道の際に、その興味深い命名の由来を語っている。それは本名である「中野」に“仲間との出会いが俳優人生の財産”という想いを合わせて、「仲野」とした、というもの。父を尊敬しつつも自らの人生を歩んでいく意志が込められているのである。
1997年生まれの福地桃子、その芸能界デビューは2016年と比較的最近。にもかかわらず、2018年の人気ドラマ『チア☆ダン』への出演を果たしブレイク、今年の2月8日公開の映画『あまのがわ』で初主演を見事果たしている。
2016年のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』への出演や、昨年の人気ドラマ『ブラックペアン』での看護師役の熱演で人気を博してきた女優の趣里も、実は二世俳優だったことをご存知だろうか。
趣里の両親はなんと俳優の水谷豊と伊藤蘭なのだ。しかし、そのことは趣里自身が意図的に伏せてきたのだという。
デビューは2011年。オーディションで参加した『3年B組金八先生ファイナル~「最後の贈る言葉」4時間SP』に見事合格し、芸能界入りを果たした彼女。幼少期からバレリーナを目指していたそうだが、猛練習がたたって怪我で挫折。しかし、表現することを諦められず、女優の門を叩いたのだという。そのストイックな性格が功を奏したのか、2018年に主演映画『生きているだけで、愛。』で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞に輝いている。
『タロウのバカ』
— 映画『タロウのバカ』 (@taro_no_baka) 2019年6月23日
今日はYOSHIさん、菅田将暉さん、太賀さん、3ショットの取材日。タロウ、エージ、スギオの3人が久々に揃いました!#YOSHI #菅田将暉 #太賀 #タロウのバカ #大森立嗣
『タロウのバカ』9月6日公開 pic.twitter.com/umHXRwDbUR
仲野太賀:父は俳優の中野英雄
福地桃子:父は俳優の哀川翔
そんな福地だが、実は正式な芸能界デビューの前、2014年に素人として俳優である父・哀川翔と、彼が主演のドラマ『借王<シャッキング>~華麗なる借金返済作戦~』で共演しているのだ。役柄的にも親子関係だったということもあるだろうが、現場スタッフたちは福地の自然な演技に驚いたという。 しかし、すべてが順風満帆ではなかったようで、NHK連続テレビ小説のオーディションを『べっぴんさん』、『わろてんか』、『半分、青い。』と3度受けるも落選。『なつぞら』で見事“4度目の正直”を達成し、ヒロイン広瀬すずの親友役をその実力で勝ち取ったのだ。
趣里:水谷豊と伊藤蘭の子ども
日本アカデミー賞受賞式、ありがとうございました。尊敬する方々と同じ空間にいられたこと、とても嬉しく思います。これからもひとつひとつ丁寧に、歩んでいきたいと思います。本当にありがとうございました!!! pic.twitter.com/aXVN9RZ9GB
— 趣里 Shuri (@shuri_0921) 2019年3月1日
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