更新日:2020年01月10日 15:25
ライフ

「お金のために働く」人生ほどつまらないものはない

仕事で悩むことがあったら

 仕事をしていれば、誰でも思い悩む瞬間がある。なんのために努力しているのかわからなくなり、「どうしてこの仕事をしているのか?」と自分に問いかける瞬間がくる。その時に「お金のため」という答えを出しても、なんの慰めにもならないだろう。それで納得できるなら、誰も最初から悩んだりしない。  もし「どうしてこの仕事をしているだろう?」と悩んだら、自分だけの理由を探してみてほしい。その理由は「お金を稼ぐため」といった漠然とした未来ではなく、自分が生きてきた過去にある。  仕事を続けるには「誰にでも当てはまる一般的な理由」と「自分だけの個人的な理由」の両方が必要だ。どんなに生きがいを感じていても、ブラックな労働条件に目をつぶっていたら、やがて心身の健康を損なうことになる。しかしそれと同時に、たとえ世間では「勝ち組」と言われているような仕事でも、自分が納得していなければ地獄になる。  もちろん人生は仕事だけではない。淡々と働いて、淡々とお金を稼ぎたいなら、それも選択肢だ。しかし、もし「やりがい」や「生きがい」を求めるなら、仕事に自分の人生や生活を絡めて考えてほしい。自分の仕事について誰かとの想い出がよみがえった時、それが続ける理由になってくれるだろう。 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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