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転職を成功させるコツは給料や労働時間ではなく自分の過去にある

いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第121回 転職 働いていれば誰でも「仕事をやめたい」と思う時がある。しかし、その思いのまま、すぐに仕事をやめられるとは限らない。「今の仕事をやめたいけれど、他にやりたいことがあるわけでもないから、結局ずるずる働いている……」とボヤいていると、あっという間に一年二年くらい経ってしまう。  人は「今の仕事をやめたい」といった消極的な理由ではなかなか動けない。動くには「次の仕事はこうしたい」という積極的な理由が必要だ。では、その積極的な理由とは何か。それは「人」だ。 「次はこういう人(同僚)と一緒に、こういう人(顧客)のために働きたい」  この二つが定まって初めて、私たちは転職に踏み出せるようになる。求人情報を眺めていると、つい賃金や労働時間に目が行きがちだが、実はそういったものは二の次なのだ。 「求人情報を眺めても、ピンとくるものがない」というのは、賃金や労働時間といった数字ばかりを追いかけて、自分の心をないがしろにしているからだ。「自分がこうしたい」という心づもりがななければ、どんな情報を見ても心に響かない。  答えはいつも内側にある。「次はこういう人(同僚)と一緒に、こういう人(顧客)のために働きたい」と想像できるのは、過去に誰かと一緒に、誰かのために、胸を張れるような仕事をした経験があるからだ。まずはその経験を思い出すために時間をかけてみてほしい。  その経験は大学時代のアルバイトかもしれないし、中学高校時代の部活動かもしれないし、あるいはもっと幼い頃の家族との出来事かもしれない。お金のやりとりがある労働に限らず、誰かとの共同作業であれば、それが自分が求める働き方のビジョンに繋がる。
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転職に1年かける人もいる
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