設備は古く値段も高い…茨城県取手市のひなびたラブホを定宿にするワケ/文筆家・古谷経衡
―[独りラブホ考現学]―
独りラブホ考現学/第16回
今回紹介するラブホテルは、筆者の「独りラブホ道」にとって、あまりにも思い出深い物件であるといわなければならない。もう何十回この物件に一人で宿泊したか、数えようにもわからないほどである。それほどこの物件は筆者にとって一時期、定宿であった。紹介するのは茨城県南端の取手市にあるラブホテル『インナウ』。
ベッドタウンとして栄えた過去も
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(ふるやつねひら)1982年生まれ。作家/評論家/令和政治社会問題研究所所長。日本ペンクラブ正会員。立命館大学文学部史学科卒。20代後半からネトウヨ陣営の気鋭の論客として執筆活動を展開したが、やがて保守論壇のムラ体質や年功序列に愛想を尽かし、現在は距離を置いている。『愛国商売』(小学館)、『左翼も右翼もウソばかり』(新潮社)、『ネット右翼の終わり ヘイトスピーチはなぜ無くならないのか』(晶文社)など、著書多数
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