仕事

“起業したけどド貧困”の実情。 Uber Eats配達員のバイトでしのぐ

サービスの制作費と生活費をバイト代から捻出する日々

「バイト代は月20万円くらいですかね。ウーバーイーツの配達を毎日しながら、空いた時間で低単価のWEB記事を書くバイトをしています。ウーバーイーツが15万、その他で5万~8万円くらいの稼ぎです。  もちろん、駆け出しの今は会社としての給料や売上はゼロ。むしろマイナスです。ここから制作費と、自分が生活していくための食費も光熱費も出さなくてはいけないので、毎月カツカツ。サービスの制作は外注していますが若手の起業家は信用も薄いため、外注先を探すのが大変だったり、先払いの外注に飛ばれたりと、本当にカネの工面は大変です」  起業家や経営者といえば、女性からもモテる印象があるが、切り詰めた生活の中で「スマートに」女性と交流するのは不可能だと久保さんは語る。 「起業家というだけで、偏ったイメージを持たれることに対するストレスは日常的に感じます。  例えば、女性と食事に行くときなど、“おごってもらえるもの”と思われそうな人とは最初から食事にも行かないようにしています。ほとんどの場合、ビジネスに詳しくない女性からは、起業しているというだけで、カネを持ってると思われる。  それに、地元に帰った時に、小中の友人に“雇って!”と言われるのもカチンときます。人を雇えるほど回っていないのに、地元でも起業家はカネがある前提。猫の手も借りたいくらいだけど、冷やかしでそんなふうに言われるのは腹立たしいです」
貧困

国民健康保険の徴収票

 部屋には、国民健康保険の徴収書が転がっていた。貯金はサービスの制作にはたいてしまったという。起業してから、渋谷でのアポが増えたから、という理由で三軒茶屋に引っ越してきたという久保さん。洗濯機もないため、休日はコインランドリーで洗濯する。これが若手起業家のリアルだと、笑って話していた。<取材・文・撮影/ミクニシオリ>1992年生まれ・フリーライター。ファッション誌編集に携ったのち、2017年からライター・編集として独立。週刊誌やWEBメディアに恋愛考察記事を寄稿しながら、一般人取材も多く行うノンフィクションライター。ナイトワークや貧困に関する取材も多く行っている。自身のSNSでは恋愛・性愛に関するカウンセリングも行う。
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