仕事

悪くないのについ謝ってしまう人に必要な思考法<歌舞伎町10億円女社長>

営業職になって「謝罪の本当の意味」を理解

 それからわたしたちはオーナーに呼ばれました。事実を確認した後でオーナーはわたしたちに言いました。 「悪くもないのに謝っちゃだめだ。謝るということは、非を認めたということ。『非があるなら償え、弁償しろ、責任とれ』となるんだよ」  わたしは気まずくて次の日から出勤しなくなりました。こんな危ない目にあったのにもう少し労ってくれてもいいと思いました。オーナーに腹をたてて、そのまま店をとびました。  それから数年経って、わたしは東京で外資系IT企業に就職。営業という仕事をするようになってから、オーナーの言っている意味がやっと、少しずつわかるようになりました。  たしかに悪い事をしたときには謝らなくてはいけません。でも、謝って、そのまますむということはありません。謝ったあとには必ず「お詫びにこのようにします」という案を提示します。そして、お客様が納得すれば解決するし、納得しなければ会社に電話されて、「おたくはどうしてくれるつもりなの?」となります。

自信がなくても、言葉から気をつける

成り上がる女の法則

『成り上がる女の法則』(扶桑社)

 謝るということは、お詫びにお金や労力を差し出しますという意味なのです。  その一件があってから、わたしは悪くないと思う時は絶対に謝らないことに決めました。悪くもないのにお金や労力を差し出すことになったら敵わないからです。でも、今でも「自分にすごく自信があるか?」と聞かれれば、そういうわけではありません。  それでも、言葉は本当に大事なんです。「わたしすごい」「わたしならやれる」「だってわたしだもん」。これを口に出して言っていると、本当にそんなような気がしてきて、努力できる自分になれるんです。そうしたらほんとにやれたりもする。やれなかったことは忘れる。  そうやって、ほんとにやれたりもしたことが、ひとつふたつと重なってきて、ちょっとずつ自分に自信が持てるようになるんです。今のわたしは、自分にすごく自信があるわけではないけど、努力できる自分を好きになることができるようになりました。  自分に自信がある人は、悪くもないのに謝ったりしません。でも、自信がなくても、まずは言葉から気をつけるようにする。「ごめんなさい」の代わりに「ありがとう」と言う。「わたしなんか」と言いそうになったら「わたしってすごい!」と言う。日々の言葉が、行動を変え、やがて人格を変えていくのです。 <TEXT/内野彩華>
新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中

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