女子大生たちの悲惨なクリスマス。リムジン配車でドヤ顔…
女子大生だろうがキャバ嬢だろうが、“日本のクリスマス”が恋人たちにとっての一大イベントであることに変わりはない。近年では、クリスマスに恋人がいないことを「クリぼっち」なんて自虐的に呼ぶ言葉があるのも、その傾向を裏付けているように感じる。
しかし、私は誰も彼もがクリスマスだからといって、異性とイチャイチャしたいわけではないと思う。お金をかけてロマンティックに恋人とクリスマスを過ごしたい女子もいれば、無理のない範囲で楽しみたい女子、普段と変わらない日常を謳歌したい女子だっている。そして、クリスマスに対する価値観がカップル間で違えば、“事件”が起こる可能性も……。
そのとき、私にはイイ感じの彼がいた。出会いは就職活動中。マスコミ志望だった私が、冬のインターンの一環で取材に訪れたバーで働いていたのが彼だった。顔はかなりイケメン、背も高くて、話も面白い。自分にはもったいないほどの“雄レベル”を備えた彼に連絡先を聞かれ、何度かデートを重ねた。
デートは私が学校帰りに彼のお店に顔を出し、営業が終わったら一緒に店を出て食事するコースが多かった。お店には常に彼狙いの女の子が来るなか、彼は私だけにタダでお酒を出してくれたり、人目を盗んで手を握ってきてくれたりと完全に彼女扱い。私が舞い上がっていたのは言うまでもない。
だが、クリスマスイブに決定的事件が起きた。その日もいつものように彼とデート。しかし、私は学校の試験が間近に迫っていたため、申し訳なさを感じながらも「今日は早めに帰りたい」と伝えると、彼は「テスト大事だからね、大丈夫だよ」と言ってくれていた。彼の優しさに私は安心して、夕方までデートを楽しんだ。そして日が暮れて来たので、予定通り私が帰宅しようとすると、彼は駅まで送ってくれることに。
しかし、駅までの道を歩いていると、なぜか急に彼が立ち止まった。どうしたのかと思い、顔を見ると彼は涙をボロボロ流しながら、「もういい……死んでやる……」と呟くのだ。
驚いた私が「なんで? どうしたの?」と聞くと、彼はみるみる怒りの表情に変わり、「お前さあ! その気がないなら今日、来るんじゃねーよ! 人の気持ちをもてあそびやがって、いい加減にしろよ!」と涙でぐしゃぐしゃの顔で私を罵倒し始めたのだ。クリスマスに早く帰りたがった私にも非があるかもしないが、あんなに優しかった彼の豹変ぶりにはさすがに幻滅――その日以来、彼とは会っていない。
そこで今回は現役女子大生で元キャバ嬢のライター・おかちまちまちこが実際に体験、または友達に聞いた、クリスマスの悲惨なエピソードを紹介する。
イケメン優良物件が豹変!? テストを優先し「死んでやる…!!」
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