30~40代未婚男女で「高望みしすぎ」な人たちの言い分
年々上がっている未婚率。最新の国勢調査(2015年)では、男性の未婚率は、30代前半で約47%、30代後半で35%。女性の未婚率は、30代前半で約35%、30代後半で約24%に上る。
結婚できない・しないのは、もちろん若い世代の給与が上がらず、子育て世帯に配慮のない政策がはびこっているという現実もあろう。
しかし同時に、特に30~40代の未婚男女の理想や価値観が噛み合わないという現実もありそうだ。
同世代の未婚男女が大量にいるのに、なぜ結婚に結びつかないのか。今回は30~40代でバリバリ働く男女に話を聞いた。
「同じ世代の女との結婚なんて死んでも嫌っすね! もっとカネ持ちになって、気立てのいい若い子を捕まえますよ」
こう話すのは、都内の広告代理店に勤務する斎藤義人さん(36歳・仮名)。クラブ遊びに没頭した学生時代を経て、華やかな業界に身を置き、女性に困ったことは一度もない。しかし、結婚歴もゼロ。「これだ」という人がこれまでにいなかった、ということなのか。
「男は40代までは結婚できる。それまでにとにかく仕事を頑張って、地位もカネもあって、できれば家も欲しい。そうすれば、若い時には捕まえられなかったような若い美人を嫁にできる……ような気がするんですよ。うちの会社の上司にもそういうのがたくさんいて、人生を楽しんでいる。せっかく頑張ったのに30代の女なんて、眼中にないです」(斎藤さん)
辛辣というか、いったい何様なのか……。しかし、確固たる信念のもと「若くて美人の妻を迎える」ことを明確な目標にし、日々激務に励む斎藤さん。
一方、斎藤さんと同じ36歳で、テレビ局勤務の独身女性・浜松かなさん(36歳・仮名)も負けてはいない。
「30代で未婚の男なんて、よほどの遊び人か甲斐性なし。成功しそうな男はすでに20代の終わりまでには結婚していて当然です。いくら同い年だとはいえ、そんな人と結婚すると“スーパーのタイムセール品”に手を出した、なんて言われそうで嫌ですね」(浜松さん)
割引セール、見切り品の男を捕まえる、というのはプライドが許さない、ということか。お互いに適齢期、結婚相手を探しているのなら、もっと理解し合ってもいいのではないかと思うが、そうは問屋が卸さないらしい。
「若い女と結婚したい」「30代未婚男は余りもの」

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新聞、週刊誌、実話誌、テレビなどで経験を積んだ記者。社会問題やニュースの裏側などをネットメディアに寄稿する。
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