「あの一言」が自分の行動のブレーキになっているかも?
こうした考え方の違いによって、相手が面倒臭さや拒否感を覚えることも珍しくありません。それが親子の間柄であれば、親が自分の意見を曲げるのも難しくなります。途中で話を切り上げようとする親もいるでしょう。
話を聞いてくれるかどうかは、親子という間柄は関係ありません。「父親が話を聞いてくれない」のではなく、「考え方が違うから聞いてくれない」と考えれば、親子の問題ではなくなります。その結果として、「周りの人も聞いてくれないだろう」という思い込みから抜け出せます。
人が自由になるというのは、「お金や時間がたくさんあって、自分が思いついたことを何でもできる」ということではありません。私たちはすでに誰かの影響を受けて、発想を束縛されています。その束縛に気づいて、「今まで思いつけなかったことを思いつけるようになる」のが自由になるということです。
もし自分の考えに疑問や違和感を覚えたら、「自分の心に誰がいるのか?」を確かめてみてください。「あの時の、あの人の、あの一言がきっかけだ」と思い出せた時から、人生はゆっくりと大きく変わり始めます。
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中
『人生を変えるマインドレコーディング』 人はなぜ続けることができないのか? 続けるには「信念」が必要だ! |
1
2
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ