阿木燿子も驚いた三浦友和の美声…息子・祐太朗の才能は母・山口百恵ゆずりだけではなかった
―[クリスのお宝箱]―
阿木燿子編
アナログ盤、CD、DVDなど約2万枚以上。さらに雑誌やポスター、グッズ、珍品なども所有し(現在も収集中)、アーティストからも認められるほどの大の音楽ファンのクリス松村が、MCを務める『ミュージック・モア』で秘蔵のコレクションからとっておきの1枚を披露!
今回の『ミュージック・モア』のゲストは、作詞家、作家、女優、そしてプロデューサーとしても活躍される阿木燿子さんです。
宇崎竜童さんと結婚後、彼の率いるダウン・タウン・ブギウギ・バンドのために書いた曲『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』で作詞家デビューされましたが、やはり注目は、宇崎さんと共に山口百恵さんの作品を手掛け、百恵さんの黄金時代を支えたことでしょうね。
17歳の百恵さんに書いた詞が、「♪これっきり、これっきり、もう、これっきりですか…」のフレーズが印象的だった『横須賀ストーリー』。アイドル歌手が歌うようなルンルンな陽気さはなく、大人びた歌詞に衝撃を受けました。
そんな阿木燿子さんのために持ってきたお宝は、こちらです!
「あら、三浦友和さん? まあ、ずいぶんお若いですね…」(阿木さん)
阿木さんが手がけた作品ではありませんが、百恵さんの話も出てきたので、1977年4月25日に発売された「三浦友和と仲間たち」というグループの『赤頭巾ちゃん秘密だよ』というアルバムをご用意しました。
「へぇ、友和さんってレコードを出していたんですか。それもアルバムを!」
実は、このアルバム、5月8日付のオリコン・アルバムチャートで1位に輝いたんです。
「え? 1位に!」と驚く阿木さん。
「ええ、知りませんでした。友和さんの歌声を聴かせてください。息子さんの三浦祐太朗さんは、お母さんだけでなく、お父さんの才能も受け継いでいたんですね」
このジャケット写真を見ると、当時のファッションを物語っています。ベルボトムと呼ばれたジーンズを履いています。
ベルボトムって、ご存じですか? パンタロンとかラッパズボンとも呼ばれましたが、当時の若者の「いかに足を長く見せるか」に一役買ったシーンズでした。
初めて聴く三浦友和の歌声に、阿木燿子は……
プロデューサーとしても開花した三浦祐太朗の才能
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