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『ワンピース』のバギーを悪人たらしめるネガティブさとは?

いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第162回 自己啓発 漫画『ワンピース』にバギーというキャラクターがいます。「道化」の異名を持つバギー海賊団の船長で、若い頃はロジャー海賊団でシャンクスと共に見習いをしていました。  バギーは物語序盤から登場している悪役で、その悪役ぶりがわかりやすく描写されています。ロジャー海賊団にいた彼は、敵船から奪った悪魔の実を偽物とすり替え、仲間に内緒で売り飛ばそうとします。ところが、たまたま通りかかったシャンクスに声をかけられて驚いた拍子に、本物の悪魔の実を飲み込んでしまいます。  悪魔の実は特殊能力を獲得するかわりに、海で泳げなくなるというデメリットがあります。そのせいで溺れそうになったバギーはシャンクスに助けられ、一命を取り止めます。  この一連の出来事に対して、バギーはシャンクスに恨みを抱いています。読者から見れば「逆恨み」と「恩知らず」ですが、彼の主観ではそうではありません。だからこそ、彼は悪役なのです。  行動の背景には常に人物の影響があります。どんな人物のどんな言動に注目するかで、どんな影響が出るかが決まります。誰かのポジティブな部分に注目すれば、自分もポジティブな影響を受けることができます。反対に、誰かのネガティブな部分に注目すれば、自分もネガティブな影響を受けてしまいます。  バギーから事情を聞かされたルフィは、「へー、シャンクスが助けてくれたのか」とコメントします。するとバギーは「オレが言いてェのはそこじゃねェだろ!!!」とつっこみます。同じ出来事に関する同じ人物の行動でも、注目する部分次第で、ルフィから見れば恩人になり、バギーから見れば加害者になっているのです。
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バギーは「わかりやすい悪人」
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