スポーツ

収入ゼロ…プロ野球延期でビール売り子、球場内売店にも大打撃

球場内売店の売り上げは前年比0%。スタッフも開幕日未定のまま待機中

球場イメージ

※写真はイメージです

 ビール売り子と同様、球場の売店も大きな影響を受けている。某球場内でカレーが人気の売店を営む西浦博志さん(仮名)は「開幕延期で、かなり厳しい状況にあります」と語る。 「現状では新型コロナウイルスの感染者数が増えていて、それに伴って緊急事態宣言が出ていますので、やはり延期は致し方ないと思います。ファンあってのプロ野球ですから、安心・安全が確保されての開幕が望ましいとは思いますが……。  売り上げは当然、前年比0%です。開幕へ向けて2020年版の新メニューをつくり、3月初めの時点ですでにメニューボードや包材、食材などの発注を済ませていたんです。  スタッフの募集・採用も2月末に終えていました。すべて大学生アルバイトで、NPBから情報が出るたびに勤務開始日の延期などを伝えています。開幕日が決まらないまま、彼らにはずっと待ってもらっている状態です」  先が見えない状況が続くことへの不安も大きい。特に球場内の売店にとっては、開幕延期は死活問題だ。残念ながら、野球場は東京都感染拡大防止協力金(支給額50万円、2事業所以上の事業者は100万円)の対象外となっている。 「いまは助成給付金、協力金など、国や自治体に頼るのみです。路面店舗のように、テイクアウトやデリバリーで当面の売り上げをあげるといった対策もできません。球場内の売店はプロ野球が開催されなければ営業はできないんです」 「球場内での販売は、いろいろな面で達成感の感じられる仕事」と語る西浦さん。3月20日の開幕を楽しみにしながら開店準備を続けてきた。 「選手の躍動する姿、それを観て歓喜するファンの方々。お祭りのような雰囲気を楽しみながら売店で食べ物を買い、『次は何にしようかな』と目を輝かせている姿。これが昨シーズンまで私たちが見てきた『球場の日常』でした。それがなくなってしまった今が、とても残念でなりません。1日も早くあの『日常』を取り戻せたら……と思っています」  選手や球団、ファンだけではない。球場にかかわるさまざまな人々が、コロナ禍の収束と安心・安全な形でのプロ野球開幕を待ち望んでいるのだ。プロ野球が開幕してスタンドで応援できる状態になったら、売り子さんからビールを買いまくり、球場内の売店でたくさん飲食をしたい。 文/Mr.Tsubaking 櫻井れき 北村土龍
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