みなさん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。
今回は復縁を願い、2年の時間をかけ、元カノと結婚できた男性のお話をもとに復縁するためのポイントをお伝えします。
山本早織
私の元に相談に来たシゲさん(仮名・37歳)は「今年中に結婚をしたい」と相談にいらっしゃいました。私がコンサルする際にまず初めにすることは、相談者のプロファイルです。その人がしてきた恋愛からわかることはたくさんあり、今の価値観を作っているキッカケになる恋愛や、相談者自身の考え方のクセなどがわかるのです。
例えば、「いつも一目惚れをする」という人は直感で反応をするタイプ。婚活をするときにはこの直感ではない部分で考えられると、今までの恋愛と結果が変わってきます。ほかには別れる理由なども、毎回同じようなことを言われたり、同じような別れ方をしている人は、その人自身の考え方のクセから同じ結末を引き出しているのです。
復縁はじっくり時間をかけなければらない
シゲさんの恋愛を聞いていくと、「一目惚れタイプ」、そして「振られることが多い」ということがわかりました。さらには「実は元カノと復縁したい」という気持ちも打ち明けてくれたのです。
なぜ復縁をしたいのに私の元に来てくれたのかと聞きました。
「別れたあと、復縁をしたいという気持ちは伝えたんです。ただ、彼女はその気はないときっぱり言い、LINEをブロックされてしまいました。もう脈がないなら次に行かないと婚期が遅れるのではないかと思うし、ずっと思っていても苦しいだけなので……」
※写真はイメージです(以下、同)
一目惚れタイプの直感型の人は「思ったら動きたい(伝えたい)」という衝動的なところがあり、別れてすぐに自分の気持ちを伝えるという行動に出てしまったのだと理解しました。
復縁したい人に必ず伝えているポイントは、「時間をかけなければならない」ということです。特に振られたのだとしたらなおさら。日々の日常を変化させる「別れる」という行為を相手も安易にしているわけではないからです。
シゲさんは復縁を願いながらも婚活もしたほうがいいのではないかという気持ちだったため、私は「まず3か月、元カノの存在を感じるモノ、ヒト、事柄、すべてを自分の日常から消してください」と伝えました。
まず、モノとは思い出のものはもちろん、SNSなども含めてすべてです。
ヒトというのは共通する知人だけでなく、一緒に行ったお店などもできる限る避けます。当然、ヒトを完全に避けるは難しいのです。例えば、職場が同じだったり、家のそばに行きつけのお店があったりすると嫌でも思い出してしまいます。その際は自分の「思い込みの力」を信じて、「元カノとは関係ないただの自分の友人、自分と信頼関係を持った人」と考え方を変えるしかありません。
シゲさんとは別の相談者さんで、職場恋愛をしたのちお別れした男性からどうしても思い出してしまうという相談があり、その際には転職を提案したこともあります。転職を決断した瞬間にスッキリと彼女を思い出すこともなくなり喜んでいました。そのくらい彼女を思い出す第三者のヒトと距離を置くのは難しいのです。
そして、事柄。彼女といたときにしていた習慣はすべて変えるべきです。例えば、「よく一緒に朝、ランニングをしていた」という習慣があった場合、夜に変えるだけでも効果はあります。失恋とは習慣化された「彼女がいる」という日常が突然奪われることで、習慣が変化されることにストレスを感じているだけなのです。
シゲさんは私が伝えた通り、さまざまな元カノの存在を消していきました。復縁をするのに重要なのは「自分自身の劇的な変化」です。元カノがシゲさんと再会した際に「あれ? こんな考え方をしていて、こんな雰囲気を持った人だったかしら? 何があったの?」と思わせること。魅力が増していれば、当然「きっと彼女ができたんだろうな…」と思わせることが必要になります。
「『新しい彼女がいる』と勘違いされたら復縁できないのでは?」と思うかもしれませんが、女性はみんながいいというものがよく見える共感性を強く持っています。
そして、劇的な変化をさせるために必要なのは、数多くの女性との出会いとそこから感じたことを自分の成長につなげていくこと。実は人の成長とは、どんな人に出会うかで変わります。一人で復縁本を読むより、たくさんの人と出会うほうが大きな影響を得ることができるのです。