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“週刊誌にスクープを売りたがる”女たち。アイドルの卵も…

 他人事ではあるハズなのに、芸能人が薬をやった、離婚をした、不倫をした……というエンタメニュースに関心がある人は多いだろう。今日も週刊誌の見出しに誰かの名前が踊る。  書かれたほうはたまったものではないだろうが、じつは有名人との不祥事を“書かれたい人”がいることも事実だ。いったい、どういうことなのか。

メディアに“不祥事を書かれたい”女たち

週刊誌

日々、芸能人のニュースが見出しに踊るが…

 某雑誌の編集部で働く好美さん(30代・仮名)は、アイドルに「何回か彼とのデート現場を教えるから撮影してくれないか?」と相談されたことがあるそうだ。 「編集部といっても私はスクープ班ではないので、正直そんなに力はないんですけどね。大体そういう話を持ってくるのはアイドルさんが多い。アイドルといっても……一般的には、ちょっと知名度が物足りない子が多いですね。有名な芸人さんや俳優と、ただの飲み会でも一緒にいたと名前を出して欲しいっていうのが多いかな」  少しでも知名度を上げたいという一種の努力なんだろうか。だが、稀なパターンもあるという。 「これもアイドルさんから相談されたんですが、某バンドマンと自分がホテルや自宅に入る写真を撮って欲しいって言うんです。での売名行為とかではなく、そのバンドマンが自分みたいな女が数人いて、いつまでもはっきりしてくれないから週刊誌に彼女みたいに書いてもらって他の女を牽制したいっていう話で(笑)。なんじゃそらって思いました」  週刊誌で他の女を牽制するというのは何とも斬新な手法だ。しかし、それは記事になってはいない。その理由とは――。 「そのバンドはけっこう大きいところでワンマンライブしていました。一部の界隈では有名なんでしょうが、私は知りませんでした。なんていうか、誰しも知ってる感じじゃないと結局、記事にしても弱いんですよね。何か話題になっているタイミングとか、アイドルの方に知名度があればいける時もあるけど。  それに他の女を牽制したいなんて一途っぽいこと言ってたけど、結局『ギャラっていくらぐらいなんですか? 』って言ってきたんです。なんだかんだお金は欲しい、と。このアイドル以外もそうなんですが、週刊誌に写真撮らせたら何十万ももらえるって勘違いしているんですが、数万円もらえたら良い方だったり……。売りたい人はよくよく考えた方が良いですよ(笑)」

芸能関係の飲み会に記者が潜入していた

カメラマン

※写真はイメージです

 一方、売られてしまった人間もいる。アパレルの販売員をしているあかりさん(23歳・仮名)は「芸能関係や出版関係の人にはコリゴリです」と表情を強張らせた。 「友人にすごい可愛い子(A子)がいるんです。一般人なんですが。その子がいろんな芸人さんやタレントと繋がりがあって、たまに私も飲み会に参加していたんです」  飲み会のメンツは旬な若手芸人やアイドルユニット、若手俳優、ときには歌舞伎役者まで幅広かったそうだ。ある日、毛色の違う飲み会があったという。 「いつも男性陣は豪華だったんですが……金払いは良くてダサくはないんだけど、なんかどっかうさんくさい。でも、すんごい話は面白くて盛り上げてくれたから3次会まであったんです」
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飲み会のあと、週刊誌に載ってしまった…
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