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石田純一、コロナ感染後に仕事が激減。事務所には脅迫メールも

―[コロナ禍と人生]―
 新型コロナウイルスの流行により仕事や住居の変化、起業・学業・結婚の中断、中には家族の死など人生計画を狂わされてしまった人々は数多い。彼らはその後、どうなったのか? 今後もコロナ禍収束の見通しが立たない中、その生活ぶりと価値観の変遷に密着した。

コロナ感染後に仕事が激減。批判にめげず復活を誓う

石田純一

石田純一さん

「批判の嵐で冠レギュラー番組は打ち切られ、ご存じのように決まっていた講演会やイベントもコロナですべてなくなりました。3人も幼い子供を抱えているので、今後の生活を考えると頭が痛いです」  タレントの石田純一さん、新型コロナに感染したことで人生が激変してしまった。去る4月、仕事で訪れた沖縄で体のだるさを感じ、帰京後にPCR検査で感染が発覚。自粛要請中の沖縄でゴルフもしていたこと、滞在先のホテルが休業に追い込まれたことからバッシングの嵐にさらされた。  コロナ前までは売れっ子タレントだったが、一転して活躍の場を失った石田さん。最も後悔しているのは「自分だけは大丈夫」という過信だったという。 「健康には人一倍気を付けていたので、自分は感染しないだろうと甘く考えていました。その結果、周囲に迷惑をかけてしまった。特に休業させてしまったホテルをはじめ、沖縄の皆さんには本当に申し訳ないと思っています」  その一方で、世間の風当たりがあまりにも強いことに憤りも感じているという。 「退院して、この間の記事をさかのぼって読んでみたら、ほとんどが論拠も中身もない誹謗中傷ばかり。事務所には脅迫メールまで届いています。先日も子供とバッティングセンターに行ったところを週刊誌に撮られましたし、現在も四六時中追いかけまわされています。幼い子供も抱えているので、家族に危険が及ばないか心配です」  同じようにコロナ感染し、いわれのない差別を受けている人のことも石田さんは危惧する。 「コロナから生還した方たちには、生きているだけで素晴らしいことだと伝えたい。先日、すれ違った人に呼び止められ、暴言を浴びせられるのを覚悟したのですが、『大変だと思うけど、負けないで』と励まされました。その言葉にどれだけ救われたことか……」  コロナ感染後に改めて感じたのは、良くも悪くも「言葉」の持つ力だったという。 「恣意的に人を傷つける攻撃的な言葉は、通常の言葉の7倍もの影響力があるそうです。反省すべきところは反省しますが、いわれのないバッシングには立ち向かいます。僕ができる“逆襲”は表舞台にカムバックし、成功することだと思っています。コロナで大半を失いましたが、何年かけてでも絶対に復活しますよ」 【石田純一】 タレント・俳優。数多の恋愛遍歴で知られ、かつては「不倫は文化」発言で話題を呼ぶ。いしだ壱成、すみれの他に、現在の妻・東尾理子との間に3児をもうける <取材・文/週刊SPA!編集部>
年収100万円で生きる-格差都市・東京の肉声-

この問題を「自己責任論」で片づけてもいいのか――!?
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