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大学生時代の孫正義が「コンピュータ業界」に目をつけたワケ

人の影響は具現化する

 孫正義は自分とコンピュータとの関わりについて、インテルのマイクロプロセッサ「i8080」との出会いをたびたび話しています。当時コンピューターといえば大学や企業に置かれているような大型のものしかありませんでした。それがこのマイクロプロセッサの登場によって、個人が利用するパーソナルコンピューター、いわゆる「パソコン」の普及が始まります。  このマイクロプロセッサの写真を科学雑誌『ポピュラー・エレクトロニクス』で見かけた孫正義は「おそろしい衝撃を受けた」と言います。アメリカ留学中にポケットコンピュータを発明したのも、この衝撃があったからこそです。そして、その衝撃の前には、「自分が若ければ、コンピュータに関連したビジネスをやると思う」という藤田田のアドバイスがあります。  つまり、孫正義はまず「大きなビジネスをしたい」という漠然とした願望があって、それが「コンピュータ」という具体的な形を持ったということです。そして、その二つを結んだのが、「自分が若ければコンピュータに関連したビジネスをやると思う」という藤田田のアドバイスです。  このように「人物の影響」になるようなアドバイスは、次の日から実践できるものとは限りません。しかし、すぐに実践できないから無意味というわけではなく、数年経って振り返った時に、「あの言葉がターニングポイントだった」と価値を確認できるようになります。だからこそ、「人物の影響」に対して、普段から意識的であることが大切なのです。  孫正義はとてつもない行動力を持った人物です。彼のように高校生の時点で、有名実業家に会いに行くのは難しいかもしれません。しかし、「人物の影響」の重要性に気づけば、「これまでに誰にどんな影響を受けたのか」を振り返り、「これから何をすればいいのか?」がわかるようになります。  自分の「憧れの人物」や「尊敬している人物」のことを、ぜひ思い出してみてください。その人物の言動に自分を重ねれば、それが何かを始めたり、何かを変えるきっかけになってくれるでしょう。 佐々木コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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