更新日:2020年09月23日 13:50
エンタメ

『真夏の少年~19452020』に出演する松風理咲、デビューからの女優としての活躍を振り返る

昔はすごく考えて何回も何回も練習していました

――そのあと、色々な現場を経てきて、どのあたりで、構えないで現場に向き合えるようになりました? 松風:いや、未だに(笑)。特に初日は、スタッフさんとかは挨拶はするにせよ、ほぼ初めてで、いっぱい人がいて……緊張もします。何日かやらないと、私は慣れないタイプなので。 ――役にはスッと入っていけるほうですか?それとも、しっかり役づくりをする方? 松風:どうなんだろう?役にもよるんですけど、昔はすごく考えて何回も何回も練習してやってたんですけど、私、練習しすぎると固くなっちゃうから、今はもう、変に固めすぎずにいこうと。ある程度は役について考えるけど、考えすぎないで、現場で監督と喋ったりしながら決めていくという感じでやってます。 ――1年前に、難解なセリフの多かった、2人芝居の舞台(『A列車に乗っていこう』、2019年)をやってみて、どうでした? 松風:最初、台本を何回読んでもわかんないし、いっぱい調べはしたんですけど、ホントに最初の3週間ぐらいかな?ずーっと本読みをやって理解していくというのをやって、もう最後は、難しいけど楽しんでやろうということを意識してやりました。 ――今までとは違う、出ずっぱりの2人芝居をやり終えての達成感のようなものはありましたか? 松風:そうですね、始まる前はやっぱり、舞台なので間違えたらどうしようとか、忘れたらどうしようというのが、すごくあったんですけど、いざやり終えた時の達成感は、なによりもあって。台詞も覚えてしっかり言えるようになると、楽しんでできるようにもなる。あと、お客さんが目の前にいるので、ちょっとリアクションを見て楽しんだりとかも。あと、カーテンコールで出ていった時に、皆さんの顔を見ることができるのは、すごく嬉しかったです。
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『グッド・ドクター』上野樹里さんの演技に感嘆
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武蔵野美術大学大学院卒。テレビ朝日にて番組等のプロデュースを行なう。ほか、作詞や脚本の執筆、舞台の演出・プロデュースなどを手掛ける。
本連載の企画方針は「♯0」をご覧ください。

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