iPhoneで使える無料「翻訳アプリ」は実用に足るものか?
日本人は「英語が苦手」と言われている。が、今の時代は翻訳アプリがあれば日常会話程度は何とかなる。
最近では、AIと連携する多言語翻訳機が数多く販売されている。が、ここではスマホアプリを使ってみたい。それも、無料で利用できるものに限定する。今回は筆者のiPhoneを使って、いくつかのアプリを試していこう。果たして、翻訳アプリとやらは実用に足るものなのか?
さて、iPhoneには翻訳アプリがプリインストールされている。厳密にはiOS 14からこのアプリが実装され、現時点では日本語を含む全12ヵ国語(英語はクイーンズイングリッシュと米方言がある)に対応する。
テキスト入力もできるが、嬉しいことに音声入力も可能。ちょっとした会話ならこれを使って翻訳できる。オフライン状況下でも利用できる点も大きな特徴だ。
が、筆者が非常に気になる点がひとつ。それは12ヵ国語にしか対応していないという部分だ。いや、前述のクイーンズイングリッシュと米方言を同じ「英語」とまとめれば、実質は11ヵ国語である。
現在市販されている翻訳機の水準と比べても、これは少ない。このアプリのライバルに当たるGoogle翻訳は、既に100以上の言語に対応している。もちろん、こちらも音声認識機能付きだ。
筆者は英語よりインドネシア語のほうが得意という稀有な人間。そこで、Google翻訳を使ってインドネシア語会話を日本語にしてみる。
いかんせん、筆者の発音は典型的な日本訛りで、LとRの区別がない。が、それでも正確に認識してくれた。数年前のGoogle翻訳よりも、精度が飛躍的に向上している。
iPhoneの翻訳アプリは実用に足るものか?
音声認識もできるが懸念点も…
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