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福山雅治、コロナ禍でデビュー30周年。その激動の2020年を振り返る

’20年にデビュー30周年を迎え、6年8か月ぶりのオリジナルアルバム『AKIRA』をリリースしたばかりの福山雅治。アルバムタイトルに亡き父の名前をつけた理由と曲に込めた思いとは? また、30周年という記念すべき年に新型コロナウイルスが直撃したことに何を思うか? 激動の’20年を振り返ってもらった。 福山雅治

強がりではなく、切り替えは早い段階でできていた

――デビュー30周年についてですが、正直言って「なんで今年なんだ」という憤りや悔しさはありましたか? 福山:それはなかったと言っていいと思います。強がりではなく、切り替えは早い段階でできていたし、何よりもファンの皆さんの安全と安心が最優先なので。’20年3月開催予定だったライブでいうと、チケットはすでにソールドアウトしてたし、交通機関や宿泊のキャンセルはこちらが「開催についてはこうします」と発表しないとファンの方が動けなくなってしまうので、まずそこをなんとかしなければと。  故郷長崎の稲佐山でのライブも、まずは1年延期することができないか? ということをスタッフと協議して、そこから関係各所に連絡する、という作業を速やかに進めていきました。 ――ファンのことを第一に考えて、すぐに情報を発信すべく精力的に動いていたと。 福山:そうですね。ライブをするという、ファンの皆さんとの“約束”を1年後に移動するために、’20年の3月から6月くらいまでは、秋から始まる予定だったアリーナツアーの延期も含めてずっとその作業でしたね。関係者の皆さんも不測の事態の中、迅速にご対応していただきました。本当にありがたかったです。そして、それと並行してやってたのがアルバムの制作でした。 ――でも、音楽を通じたファンとの交流の場でもある、毎年恒例の『大感謝祭(福山☆冬の大感謝祭)』がないのはやっぱり大きいですよね。 福山:非常に違和感はありますね(笑)。年末にパシフィコ横浜にいないのは10年ぶりくらいなのかなぁ。この季節のSPA!さんのインタビューはだいたい感謝祭のリハーサル場所でやるのですが、それがないわけですから……。その代わりではないですが、デビュー以降初めてとも言えるテレビプロモーションの大量露出を行いました。音楽番組での稼働がこんなに連続したことは今までなかったです。

通常のライブとは全然違うものにしたい

――そんななか、12月27日には、自身初のオンラインライブが無観客で行われます。 福山:やっぱり「無観客ライブ」という言い方ではないのかなと。オーディエンスがいないとやっぱりライブにはならないので、今回のオンラインライブに関しては無観客ライブというよりは、アルバム『AKIRA』をバンド演奏で映像表現する、というコンセプトにしています。 ――でも、観客が目の前にいないと感情移入やノリが難しいのではないですか。 福山:見る人をいかに引き込めるか? だと思うんですよね。もちろん、参加型でワーッとなるのもいいんですが、それよりも、観ている映像表現にどう感情を引き込めるかがテーマになってくるんじゃないかと思っています。どんな表現の形にせよ、1曲目から17曲目まで、一本の映画を観るように物語の世界に入ってきていただくようなことができないかと。通常のライブとは全然違うものにしたいと思っています。 ※12/22発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです 【Masaharu Fukuyama】 ’69年、長崎県生まれ。ミュージシャン、俳優、ラジオパーソナリティなど幅広く活動。約6年8か月ぶりの最新オリジナルアルバム『AKIRA』発売中。12/27(日)にオンラインライブム『AKIRA』発売中。12/27(日)にオンラインライブ『FUKUYAMA MASAHARU 30th Anniv. ALBUM LIVE AKIRA』を配信予定 取材・文/中村裕一 撮影/中山雅文 スタイリング/申谷弘美 ヘアメイク/新宮利彦(VRAIInc) 株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter
週刊SPA!12/29・1/5合併号(12/22発売)

表紙の人/ 福山雅治

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