恋愛・結婚

パパ活市場に異変、貧困女子大生や派遣切りのOLが生活に困り…

「需要と供給で言うと女性の数が多い」

パパ活

女子大生で支出合計が23.5万円は、佐野さんいわくスタートライン。「美容の4.5万円って高く見えるかもしれませんが、女子として普通の髪型やお化粧するのにこれだけかかる。やってられません」

「特段、贅沢なんてしてません。東京で“女子”をやるにはこれくらいお金がかかるという話です」と彼女は語る。 「パパ活相手はペイターズで探しています。食事とエッチまでして3万円から。たまに5万円くれる人もいるけど、正直、嫌な思いをすることが本当に多い。食事のときにトイレに行くフリしてバックれられたり、ヤッた後に値切られたり。お金に困っていることを見越して上からくるので頭にきます。  逆に優しい人はとことん優しい。今は定期的に会う人が2人いて、プラス新規が1人ってかんじで回しています。需要と供給でいうと女性の数が多くて不利。男性が有利な状況なので、心の中はいつもモヤモヤしています」

「3時間弱で5万円もらえるんなら、もうアリかなって」

 半年前まで医療関係の事務職をやっていた吉川莉乃さん(仮名・29歳)もパパ活で生計を立てる一人。きっかけはツイッターだというから、驚きだ。 「派遣の契約を切られてしまったことを愚痴ったツイートをしたら、『会いませんか? サポートしますよ』とDMがきたんです。男の人ってこんなところにも網を張ってるんだと感心しちゃいました。  初めてのときのことは今でもよく覚えてますね。五反田のラブホ街近くでお茶して、封筒を受け取ってホテルに行って……3時間弱で5万円もらえるんなら、もうアリかなって思ってしまった。彼氏はいるんですが経済的にアテになるような状況ではないので、正直、これでしのいでいくしかないなって」  現在はパパ活用のインスタアカウントも開設し、ご新規パパからのDMを待ちながら既存パパと週1~2回の“デート”で稼ぐ彼女。もっとも払いのいいパパで半日拘束、8万円ほどだという。
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コロナ禍で女子大生の面談希望者が急増中
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