デジタル

ahamo、SoftBank on LINE、povo スマホ新料金プランの共通点と差別化ポイント

料金だけでは見えてこない3キャリアの違いは?

ahamo

「ahamo」のウェブサイト

 このように、新プランには共通している部分が多い。価格も同じなので、今使っているキャリアから横滑りしても特に問題はないだろう。しかし、異なる部分も多い。その点に魅力を感じるならキャリアを変更するのも手だ。 「ahamo」の特徴は、20GBの通信容量を海外82の国と地域でも追加料金なしで利用できること。コロナ禍が一段落付けば、海外旅行に出るという人も多いだろう。このメリットはドコモらしく、なかなかポイントが高い。  他の2キャリアは新プランへの移行にMNP手続きが必要なのだが、ドコモはMNP手続き不要。プラン変更だけでOKなのだ。本来、メインブランドの一サービスなのだから当たり前と言えば、当たり前と言える。  すでに、先行エントリーを受け付けているのもフットワークが軽い。しかも、「ahamo」開始前日までエントリー・契約して、5月31日までに手続きを完了すれば3000円分のdポイントがもらえるのだ。 「ahamo」は格安プランなのでファミリー割引対象外だが、家族として扱うことはできるので、別プランの家族を割り引くことはできる。

LINEの通信量がノーカウントになるSoftBank on LINE

「SoftBank on LINE」は、なんといってもLINEアプリのトークやLINE通話の通信量がカウントされないのが特徴だ。LINEのギガはノーカウントというわけ。LINEをヘビーに使っている人にとっては嬉しいサービスだろう。申し込みはWebに加え、LINEからも手続きできるのも差別化ポイントとなる。
SoftBank on LINE

「SoftBank on LINE」のウェブサイト。LINEのサービスにも見えるカラーだ

 ドコモと違って、プラン変更時にはMNPの手続きが必要。とは言え、手数料はかからないのでそこまで問題にはならないだろう。ファミリー割引は利用できないし、家族としてカウントもされない。

電話をしない人はpovo

「povo」は、一見もっとも安い月額2480円を打ち出したが、これは5分かけ放題が付いていないため。5分かけ放題のオプションは500円なので、合計すると他社と同じになる。とは言え、「自分から電話はほぼかけない」という人であれば最安であることは確かだ。  MNP手続きありで手数料無料と、家族割りへのカウント不可というのは「SoftBank on LINE」と同じ。  1回200円で24時間データ通信を使い放題になる「データ使い放題24時間」サービスを用意しているのがユニーク。20GBとは別カウントになるので、Wi-Fiを利用できない環境でスマホを使いまくるような時に利用するといい。500円で1GB追加するよりもお得になることもあるだろう。
povo

「povo」のウェブサイト。「ahamo」に似ていて驚いた

 総合すると「ahamo」が良さそうに見えるが、LINEユーザーは「SoftBank on LINE」に魅力を感じるだろう。通話をしないなら「povo」が安い。サービス開始の3月までに、まだ時間はあるが、乗り換えるつもりなら、どのサービスにするかはそろそろチェックしておいたほうがいいだろう。現在、無駄に高いプランを契約しているなら、乗り換えない手はないだろう。  ただし、このあと細かい部分で各社がプランを修正する可能性があるので、申し込む際はその時点での最新情報をチェックしてほしい。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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