恋愛・結婚

恋愛対象は20代男のアラフィフ熟女たち「同世代の男は私たちに見合わない」

熟女

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同世代の男性に幻滅するオーバー40の女性

「ねえ、聞いて。がっかりしちゃった。だって、みんなジイさんばかりなんだもん。会場に入ったら、白髪頭ばかりが並んでいるじゃない。それを見た時には愕然として、即、帰りたくなったわよ」  これは、中高年向けの出会いを提供するイベントに出かけた武田朱美さん(仮名・51歳)の感想だ。どういう男性がいると思っていたのか質問したところ、返ってきたのはこんな答えだ。 「今の働く女性って、アラフィフになっても、みんなキレイじゃない? セクシーで女性として現役感あるし、もちろんオシャレだってしてる。私の周りには、そういう女性が多いの。そういう女性に見合うような素敵な男性がいると思っていたのよね。でも、普通の男性ってあんなもんなの? オーラもなければ、華もない。あんなに冴えないオジサンばっかりだと思わなかった。中高年向けのイベントっていうのがよくないのかしらね……」  朱美さんは、中高年むけの出会い系イベントには二度と足を運ばないだろうと話すのだった。だが、朱美さんに限らず、同世代の男性に幻滅するオーバー40の女性は少なくない。

年下男を狙う熟女と年下女を狙うオジサンに違いはあるのか?

 現在、46歳になるSさんは、同世代の男性には見切りをつけ、年下を中心に出会いを探している。できたら20代、許せても30代半ばまでといい、アラフォーは恋愛対象にはならないのだという。なぜ、年下がいいのだろうか。 「単純に見た目。26~28歳くらいの容姿が好きなの。太った人が苦手だから、中年っぽい少しプヨっとしてきた体型の人は、若くても無理。もちろん、同世代でも筋肉質で触ると固い体型の人ならいけるのかもしれない。でも、よっぽど頑張って鍛えて、見た目を気にしている人じゃないと維持できないでしょ。同世代の好みの人を探すよりも、年下にいったほうが話が早いから」  とはいえ、20歳も年齢が離れていると、付き合っている中でしっくりこないことも出てくるのではないだろうか。ただ食事をして話しているだけなら年齢差を意識することもないかもしれない。だが、並んで歩くときに好みのファッションが違ったり、カラオケでは選曲にジェネレーションギャップを感じたりすることもあるのではないだろうか。当然、立場が違うために、視点も違い、話が合わないこともあるだろう。

若いコと接していたほうが楽

「もちろん年齢の違いを感じることはありますよ。でも、同世代の男って、立ててもらうことが当然だと思ってる。話の内容も自慢が多いから、それに対して『わぁ、すごい』とか『さすが~』とか言って接待しなきゃならないでしょ。なのに、おばさん扱いしてくるし。そういうおじさんに気を使うよりも、若いコと接していたほうが楽なのよね」
女性

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 気楽というのは、もしかしたら相手が気を使ってくれているがために、ストレスがないのかもしれない。男女問わず若い世代が、年上に対して気を使うのは当然であり、その気づかいを男女関係の中で快いと思ってしまったら、それはお金のかからないホストクラブになってしまうのではないだろうか。だが、その一方で、多くの男は女性に対し、無料のホステス役を押し付けてくるシーンが多々ある。例えば、飲みの席で女性がお酌をしなければならない空気は、誰もが体験したことがあるだろう。そんなキャバ嬢接待に中高年ともなると嫌気がさしてくる。それは筆者もよくわかる。 「オジサンって少し仲良くなると、すぐに馴れ馴れしく触ってきたり、俺の女っぽく上から目線の態度をとってきたりするでしょ。それが図々しくて、気持ち悪い。その点、若い男性はある程度の節度を持って接してくれるから、そこもいいんですよね」  その感覚はわからないでもない。だが、あまりにも年下の異性と密な関係を作るときに、意識せずにセクハラおばさんになってしまうのではないか、パワハラおばさんになってしまうのではないかという恐怖心が先立ってしまい、年下男子を対象として積極的に進んでいける感覚がわからない。そこで恋愛カウンセラーをしている松本亜璃沙さんに、年下男性を恋愛相手に選びたがる女性の心理について聞いてみた。松本さんは実際に一回り以上年下の男性と付き合ったこともあり、自身も年下男は魅力的だと話す。
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中年男性はしょぼくれている!?
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