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カーシェア投資に1000万円つぎこんだ男。高級車2台がローンだけ残して消えた

カーシェア投資

破綻したSKY CAR SHAREが配布していた営業資料

カーシェア投資被害者が告白する実態

 2020年11月20日、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたSERIAS社と関連会社3社(以下、Sグループ)。Sグループは個人間カーシェアリングサービス「スカイカーシェア」を運営しており、個人投資家が購入した高級中古車を預かり、ユーザーに貸し出すというビジネスモデルで2018年頃より躍進していた。  スカイカーシェアサービスは20~30代の若年層が中心となって投資を行っていた。ローンや駐車場代などは、Sグループが全額負担するため、手出しは0円で投資家は貸し出しによる月々の配当がもらえると謳い投資を募っていた。また、知人を紹介し、契約が決まった時も報酬が得られるため、ネットワークビジネスのような形で投資家が増加。被害者は600人を越えるとされている。2020年10月に事業停止し、11月20日に破産が決定した。  Sグループらは、現在、詐欺的スキームにて運営を行なっていたのではないかということで社会問題化しているのだ。今回、ローン総額512万円のBMWとローン総額650万円のレクサスを購入したYさん(34歳)が手記を寄せてくれた。

月収約25万円も月々の支払いが19万円弱も……

 私がSグループのカーシェア投資を始めたのは2018年の暮れのことです。もともとこのカーシェア投資をやっていた知人から、Sグループで副業コンサルティング会社を謳うランドコアサービス社の代表取締役だったFさんを紹介され、そのビジネスを知りました。12月上旬に話を聞き、実際に申し込みをしたのは翌、2019年1月の半ばです。  紹介してくれた知人とは2年余りの付き合いがあり、投資や仕事においては知識もあり信頼していました。その人からの紹介ということで、問題はないだろうと考えていたんですよね。ですから、今、振り返ってみれば疑うべきところが多分にあったのですが、ハナから疑うことなく「リスクもないし、これはいい投資だ」と判断してしまったんです。  1台目を購入後は、遅延もなく振込もあったため、2019年末に「2台目を購入しないか?」とF氏から再度提案がありました。2台目の購入までには、彼とは何度もラインをしたり、実際に顔を合わせて話をしたりする機会も多く、すっかり投資仲間のように感じていました。ですから、2台目の購入を勧められた時も、「じゃあ、もう1台やろうかな」と申し込みを即断しました。  ローンの支払いは2台で約14万円。保険料は2台合わせて4万5000円程度です。そのため、毎月約18万5000円がセリアス社から振り込まれていました。月収が手取り25万円なので、振込が止まる可能性を考えたら非常に怖いことなのですが、すでに信頼しきっていたので、まさか破綻して入金がなくなるなんて思ってなかったですね。
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気がつけば事件の当事者に……
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