更新日:2021年04月30日 10:13
お金

日常の出費をポイント化、節約系インスタグラマーに聞く“ポイ活”術

自分に合った“ポイント経済圏”を見つけ、1つに集約する

 コロナ禍でポイ活に対する注目度は高まっており、YouTubeやインスタなどでポイ活関連の情報発信をするアカウントも増えている。  ののこさんは、日常の出費を楽天カードや楽天市場といった楽天サービスでまとめ、“楽天経済圏”をうまく活用してポイントを効率良く貯めているそうだ。 「ネット通販は楽天市場、携帯は楽天モバイルにしていて、それぞれの支払いも楽天カードにまとめています。こうすることで、楽天経済圏の中でポイントを循環でき、サービスの恩恵を最大限受けることができます。最近では『ポイント投資』といって、現金のようにポイントを利用して資産運用もできるため、楽天証券ではポイントを使って投資信託も運用していますね。  投資って聞くと『損をするのでは?』と思ってしまいますが、ポイント積立なら“ポイントを預ける感覚”で気軽に投資に回すことができるのがメリットです。このように、私の場合は楽天で全てまとめていますが、他にもauなら『Pontaポイント』、ドコモなら『dポイント』など自分の身の回りに近い経済圏を上手に活用するといいでしょう」

いかに“日常の出費をポイント化”するか

ののこ また、初心者がポイ活を実践するために意識すべきことや注意したいことについて、ののこさんは次のように説明する。 「現金だとポイント獲得の機会を失ってしまうので、いかに“日常の出費をポイント化するか”を意識するのが大切ですね。前述した袋分け家計簿は基本的に現金を想定していますが、慣れてくればクレジットカードで応用もできるので、ポイ活と節約を両立させたい方は取り組んでみることをおすすめします。ただ、注意したいのは『ポイントが欲しいあまり、無駄なものを買ってしまう』ことです。浪費癖がある方は、私が実践している『1個買ったら1個捨てる』というルールを実践してみるといいかもしれません。極力、余計なものを買わずに、必要最低限を心がけるといいでしょう」  ついうっかり、ポイント欲しさに無駄使いしてしまうのをこらえ、節約第一に家計を回すことが先決なのだろう。  最後に、ポイ活を長く続けるための秘訣についてののこさんへ伺った。 「ポイ活はローリスクで始められるので、まずは取り組んでみることですね。特に固定費の部分は煩わしいこともありますが、年間で考えると結構な節約につながるので、最初に見直してみるといいかもしれません。あとは実際に色々試していく中で、自分にしっくりくるやり方を見つけて、とにかく継続することが大事。『塵も積もれば山となる』ということわざがありますが、月単位で見れば微々たるポイントかもしれません。でも、1年、2年と続けていけば確実に貯まっていきます。去年と今のポイントを見比べると、どれだけ貯まったかがわかりますし、貯めたポイントを定期的に使うサイクルを作っておけば、ポイ活を続けるメリットを感じられると思います。気長にできることからポイ活にチャレンジするといいのではないでしょうか」 <取材・文・撮影/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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