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3度目の緊急事態宣言発令。 ネオン消灯で見えた、「やってる感」の演出という愚策

コロナ圧力に屈した日本人

ライトなライト論

3度目となる緊急事態宣言が発令され、銀座の飲食店も休業したり早々に閉め、暗く閑散とした街並みに。東京都は夜8時以降は繁華街のネオンの消灯を要請したが、それって感染症対策に意味ある…? 写真/時事通信社

 この一年ですっかり日本人はコロナ圧力に屈しています。和を重んじるといえば聞こえはいいですが、悪いほうにいくとみんな一緒に落ちていくということでもあるのです。  今まさにそういう状態で、お酒にしても自粛の空気ができると、一気にそっちに傾いてしまいますし、自粛警察のような世論の圧力を恐れて店は泣き寝入りするしかなくなります。ただ人間の欲望はゼロになりませんから、裏では営業してたりするんですけどね。  自粛を呼びかけている側だって我慢できていない実態も明らかになっています。厚生労働省の職員が23人で深夜まで送別会をやったり、大阪市の職員は5人以上の会食や深夜までの会食をしていたのが1000人以上いました。  気持ちはわかります。だってにんげんだもの。しかし呼びかけている側がこのザマなのですから、国民だけに我慢を強いるのは無茶です。示しがつきません。

緊急事態宣言ループを抜け出すためには

 そもそも日本の場合、他国と比べると死者数も少なく、本当にここまでやる必要があるのかとすら考えてしまうほどです。高齢者のほうが危険なので、高齢者に自粛してもらって若い世代は感染症対策をしつつ活動をするとか、全体ではなく区切ってもいいのではないでしょうか。  しかし結局は日本でもワクチンの接種が加速しないと、緊急事態宣言ループは終わらないのではないかと思います。ワクチンは絶対に打たないという人もいますし、強制ではないので各々の自由です。  ただ再び日本での自由な活動はもちろん、海外との交流もと考えるとワクチンを打っていたほうがお互いにとっていいのだろうと思いますし、個人的には順番が回ってきたら早く打ちたいと考えています。完全に防げないのは当然ながら、結局今の社会を覆っているコロナという不安の霧をはらす効果が期待できます。
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トランプ前大統領もワクチン接種済み
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