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バイデン大統領の対中政策は心配なし? 政治系YouTuberが軽やかに明るく斬る

チャンネル登録者数は70万人を超える、人気政治系ユーチューバーのKAZUYA。政治的スタンスは「ライトなライト」(軽い右寄り)を自認する。日本の未来に光をともすべく、難解な政治ニュースや社会問題を軽やかに、明るく、面白く斬る!

日米会談から見えてきた対中政策の杞憂と国際政治劇場の滑稽さ

首脳会談

写真/時事通信社

 いかに平和がどうこうと言ったところで、国際社会は経済力と軍事力を持つ国が発言権を持ちます。小国の正論より大国の意向が優先されるのが常ですし、力を持たない国はモブキャラのようなものです。決して“国際政治劇場”の主役になることはありません。  本来、北朝鮮のような国は、国際政治劇場ではキャスティングすらされないような国です。しかし北朝鮮は「核」という強力な出演の切符をちらつかせることで主演級の大国にも一目置かれる存在になりました。本質的な部分でいうと、なぜすでに核兵器を持っている国はよくて、新たに持とうとする国はダメなのかという話です。  核兵器は桁違いのパワーを持つため、すでに持っている国からすると自国優位の体制が崩れかねないから警戒せざるを得ません。まぁ核兵器を持っていない日本からすると、核兵器のような物騒なものが近隣の独裁国家にあると考えると恐ろしいことですから、単純にやめてくれよという話です。

対決姿勢を示す米国。日本の協力が不可欠

 現在主役級の俳優たちは、今後自分を脅かすような俳優を嫌います。ナンバーワンは常にナンバーワンでないと気が済まないのです。だから2番手をつぶしにかかります。ナンバーワンは発言力が大きいものですから、一定程度の国はそこを目指して自らに有利な国際政治劇場の体制を目指すのです。  そう考えると現在の米中衝突は必然と言えるでしょう。大国はパワーをすでに持っているのに、さらなるパワーを求め続けるものです。中国は近年目覚ましい経済成長を遂げ、年々軍事力も強化してきました。そして己の力を過信し始めたのか、増長し続けています。そんな中国に対してようやく米国も重い腰を上げて、対決姿勢を示しています。  ある意味、米国は中国をナメていました。というより「こうなったらいいな」という希望的観測を元に温かい目で中国を見ていたのです。それは経済が発展したら、中国も民主化するのではないかという期待です。しかし現実はまったく民主化するどころか、統制は強まるばかりです。香港は完全に取り込まれてしまいましたし、台湾も危ない状況です。  米国は敵が多い国ですから、中国だけにかかりきりにもなれません。ロシアもいるし、中東の動きにも目を向ける必要があります。こういう状況下において、いかに自陣営の戦力を固めておくかは重要でしょう。そこで日本です。  日本もかつてチャレンジャーとして、国際政治劇場で主役級の立場にいましたが、米国を中心とする連合国に叩きつぶされ、敗戦後は米国に懐柔されて独立国だけど軍事力を実質的に取り上げられた属国的な立ち位置になってしまいました。しかし米国もかつてに比べると力に衰えが見えますし、増長し続ける中国に一国であたることもできないからこそ、日本の協力は不可欠なのです。
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