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緊急事態宣言下でマスク警察が活発化「報じても報じてもキリがない」

 緊急事態宣言も三度目ともなれば、昨年一度目の時に比べれば市民の中には「慣れ」の感情も芽生えてくる。ゴールデンウィークや休日には、全国各地の観光地に多くの人が繰り出している。もちろん、これは「気の緩み」と指摘されても仕方がない側面もあるのだろうが、この間にも、その先鋭性や凶暴性に磨きをかけ、様々な場面でトラブルを起こしている人たちが存在する。
マスク

※写真はイメージです(以下同)

 そう、昨年から注目を集めている「マスク警察」なる人たちだ。緊急事態宣言下では、ある意味「元気」に、そして相変わらずの様子である。

緊急事態宣言下で活発化する「マスク警察」

「緊急事態宣言下とはいえ、普通に会社に行っている人もいるし、子どもたちも学校や部活がある。なのに、子どもを遊ばせるな、マスクをさせろ、と詰め寄られました。子どもたちは怖がっていて、外に出るのも不安です」  神奈川県内の保育園に勤務する保育士・富田友恵さん(仮名・30代)は、ゴールデンウィーク前の平日午後、園児たち数人を連れ、園の近くにある公園まで散歩に来ていた。日差しも強かったその日、水道で水遊びをするなどして過ごしていたが、突如現れたのが、ボロボロの手作り風マスクをつけた、70代と思われる老婆だった。

クレームと各所からの問い合わせに辟易

「私たちが遊んでいるから感染が減らない、敬老者の健康を考えていない、と捲し立てられて、咄嗟に謝ることしかできませんでした。小さな子どもたちはマスクを常時着用することのリスクもあり、公園など広い場所で密にならない場合は未着用なんです。  慌ててマスクをさせようとしましたが、子どもたちは驚いちゃって……。もう公園には行きたくないと泣き出すんです」(富田さん)  園にも即、老婆であろう女性からのクレーム電話が入っていた。ここでも職員が平謝りするしかなかったが、女性はさらに役所や自治体の教育委員会にも「通報」。各所から「確認」の問い合わせが園に寄せられ、富田さん自身も3日間仕事を休んでしまうほどに参ってしまったという。
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テレビ局には通報と被害報告が多数
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