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東大生が理解に苦しむ「できない人ほど、なぜか自力で頑張る」という現実

「ワンマン」ほど危険なことはない

オフィス だからこそ、「自分一人で何でも解決してやろう」というような“安易なヒロイズム”は大人になると、むしろ危険かつ邪魔なものになります。  なぜなら自分一人でどうにかしようとしても、だいたいはどうにかならないからです。  仮にワンマンで仕事を回して働けるのだとしたら、もっと大変です。  最悪の場合、周囲が特定の人に頼り切ってしまい、その人がいなくなったあとに溜まりに溜まったツケを支払わされることになります。

できない人ほど自力で頑張る

 ですが、僕がいろいろな人を見ていると、特にできない人ほど自力で頑張ろうとしているように思えます。  この傾向は学生時代の勉強に向かう姿勢から顕著に見られます。  先生や頭のいいライバルの力を借りずに自力で這い上がろうとする人ほど、残念ながら一生這い上がれないようになっているのです。  逆に優秀な人ほど自分以外の人の可能性や実力を尊重して、よく人を頼ります。
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「自分で考えろ」が実は危険な理由
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