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東大生が理解に苦しむ「できない人ほど、なぜか自力で頑張る」という現実

 現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。

ヒーローだって一人で戦っているわけじゃない

東大 皆さんは「仮面ライダー」を観たことはあるでしょうか?  僕はヒーローが活躍する作品全般がとても好きで、小さい頃から夢中になっていました。だいたいの特撮モノやアニメは小学校から中学校くらいで卒業しましたが、仮面ライダーだけは今でも観ることがあります。  大人になってから改めて観てみると、ライダーも周りの仲間たちに助けられてヒーローをやっていることに気づかされます。  ですが、小さい頃は彼のようなヒーローは「何でも一人でできてしまうすごいヤツ」に見えていたような気がします。

「自分がやった仕事」も誰かの助けを借りている

 実際に世間に出てみてわかるものですが、社会に出て「自分一人だけで回せること」なんてありません。あったとしても、大したことはできないと思います。  たとえば、僕が書いているこの記事だって、内容を考えて書いている人こそ僕ですが、こうして『日刊SPA!』に掲載されるまでに、さまざまな人の助けを借りています。  仮に僕一人が何かを書き散らす生活を送ったとしても、皆さんに見られるようになるまでに途方もない工程を踏まなければなりません。 「自分がやった仕事」と思っていたとしても、それはさまざまな人のお世話になって成し遂げられた仕事であるわけです。
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なぜかできない人ほど自力で頑張る
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