お金

アコムとレイクの「いつでも狩れる」という凄腕感は電話越しにも伝わってくる

ホテルへ戻るとまたも電話が……

 ラーメンを食って帰ろうと思っていたが、アコムに5000円払ってしまったので諦めて夕飯を抜くことにした。せめて自分だけは自分に同情してやるために、金を払った後にこうした自罰行為をすることはよくある。  普段5000円なんて気にしないくらいガサツに生きていてのに、アコムの電話によって悲劇のヒロインになったつもりになる。債務者が傲慢に見えるのは、心のリストカットで自分の非を薄めているからだ。  可哀想な僕がホテルに戻ると、今度は違う番号から電話があった。 「犬さんご本人ですか?」 「そうですが」 「レイクです」  僕はレイクにも同様の返答をし、こちらには7000円を支払った。

月々の返済を1円に……

 レイクの方は裁判が進んでいて、毎月1円の返済をしたいと裁判所に送り返して断られ、その後3000円に引き上げたがそれも断られていたところだ。  よく「バカにしてんのか?」と怒られないと思う。とは言っても、公式の文書に「毎月1円の返済でお願いします」という答弁書を突き返すための切手代1500円は僕の返済金額の中に追加されている。 前門の虎 後門の狼  僕は自分にさらなる罰を与えるために、その夜だけ禁煙をした。 文/犬
―[負け犬の遠吠え]―
フィリピンのカジノで1万円が700万円になった経験からカジノにドはまり。その後仕事を辞めて、全財産をかけてカジノに乗り込んだが、そこで大負け。全財産を失い借金まみれに。その後は職を転々としつつ、総額500万円にもなる借金を返す日々。Twitter、noteでカジノですべてを失った経験や、日々のギャンブル遊びについて情報を発信している。 Twitter→@slave_of_girls note→ギャンブル依存症 Youtube→賭博狂の詩
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